WebCM制作のギャラを解説!費用を抑える方法や効果を上げるポイントも紹介
近年、WebメディアやSNSが普及した影響で、WebCMを目にする機会が増えました。これまでCMはテレビが一般的でしたが、インターネットの利用者数が増加したためWebCMが急速に発達しています。
WebCMの制作を検討している方には、「WebCMの制作にはどのくらい費用がかかるの?」「出演者のギャラは高額になるの?」と疑問を持つ方もいるでしょう。
この記事では、WebCM制作にかかるギャラの種類と相場を説明します。CM制作のコスパを高める方法や費用を安くするポイントも解説しますので、WebCMの制作に携わる方はぜひ参考にしてください。
WebCM制作にかかるギャラの種類と相場
WebCM制作にかかるギャラは、以下の3種類です。
- ・制作費
- ・広告運用費
- ・キャスティング費
それぞれの内容と費用相場を解説します。
制作費
制作費には、「企画費」「撮影費」「編集費」「スタジオ費」「ディレクション費」があります。それぞれの費用相場は、以下のとおりです。
費用の種類 | 費用相場 |
企画費 | 10〜30万円 |
撮影費 | 30万円〜 |
編集費 | 10万円〜 |
スタジオ費 | 10万円〜 |
ディレクション費 | 10万円〜 |
企画立案やシーン撮影は費用が高額になります。CMのストーリーを考え、道具や機材を用意して実際に撮影するには、多くの人員や手間がかかることが理由です。
企画内容や撮影の条件、編集の量によって、制作費の総額は10〜100万円程度かかることを想定しておきましょう。
広告運用費
広告運用費には、広告費と運用代行費があります。
広告費とは、広告を配信するために媒体に対して企業が支払う費用です。WebCMを配信できる媒体は、「数百円で出稿」のように、安い価格で任意の費用を設定できます。
ただし、CMで取り扱う商品やサービス、ブランドによって広告費が高額になることもあるので注意が必要です。
運用代行費は、制作会社や広告代理店に支払う手数料です。ほとんどのケースで、広告主はCMの運営を代行業者に委託します。金額は明確に定められていませんが、「広告費の20%」を費用とするのが一般的です。
ただし、自社でWebCMを配信する場合には運用代行費はかかりません。
キャスティング費
キャスティング費は、出演者によって異なります。出演者のジャンルや出演料の相場は、以下のとおりです。
ジャンル | 出演料 |
俳優・女優 | 50万円~1憶円 |
歌手・ミュージシャン | 50万円~1憶円 |
アイドル | 30万円~5000万円 |
芸人 | 30万円~1億円 |
モデル・グラビアアイドル | 30万円~1500万円 |
さまざまなジャンルの中でも、俳優や女優、歌手・ミュージシャンは高額で、アイドルやグラビアアイドルは低額な傾向にあります。また、出演者のランクもキャスティング費に影響します。実績のある人気俳優や大御所の芸人はギャラが高額です。
キャスティング費は、CM制作にかかる費用の中でも大きな割合を占めます。費用対効果を高くするためには、予算を明確にしたうえで、CMの目的や企画内容に合うようなキャスティングが必要です。
WebCMの費用を抑える3つの方法
WebCMの費用を安くする方法は、以下の3つです。
- ・社内でできることを確認
- ・出演者の契約期間の短縮
- ・複数の制作会社に合い見積もりを依頼
それぞれ解説します。
社内でできることを確認
WebCMを制作するときは、社内でできることを明確にしておきましょう。自社でできることを明確にしておけば、できないことだけに人員や時間を使えばよいので、不要なコストを抑えられます。
たとえば、「エキストラを社員にする」「素材は社内で確保する」「動画編集できない箇所を外注する」などです。
作業の外注化は手間を減らせますが、外注費用がかかります。社内でできる作業まで外注すると、余計な費用がかかり予算を圧迫してしまうかもしれません。自社で完結できる作業がないか事前に明確化しておきましょう。
ただし、費用を削減するために必要な外注化まで避けてしまうと、作業の質の低下やスタッフの疲労につながる恐れがあるので注意が必要です。
出演者の契約期間の短縮
CM出演者と契約期間を短縮することも、コスト削減に有効です。
出演者との契約期間が長くなるほど、ギャラの発生する期間が延びて費用が高くなります。CMによる宣伝効果が得られない場合でも、出演者には一定のギャラを支払わなければいけません。
CM制作の費用を抑えるためには、CM配信のスケジュールを調整し、出演者との契約期間を短縮することが大切です。
ただし、契約期間を絞るとCM配信の機会も少なくなります。CMの配信回数が減ると、宣伝効果が低下するリスクがあるので注意しましょう。
複数の制作会社に合い見積もりを依頼
WebCMの制作費用を削減するためには、複数の制作会社に合い見積もりを依頼しましょう。
CM制作に関する作業内容は同じでも、制作会社によって提供するサービスは異なります。また、同じサービス内容でも料金に差が出るケースもあるでしょう。
企画内容や制作の準備が整ったら、一社にだけではなく、複数の制作会社に合い見積もりを依頼します。自社が求めるサービスを提供する制作会社と契約できれば、予算内でも高いコストパフォーマンスが期待できるでしょう。
必見!WebCMの効果を上げるポイント
WebCMの効果を上げるポイントは、以下の4つです。
- ・目的を明確化する
- ・ターゲットに合う人を起用する
- ・媒体に合う内容にする
- ・企画立案とすり合わせを入念にする
それぞれ解説します。
目的を明確化する
商品の販売数を増やしたり多くの人に認知されたりするためには、「なぜWebCMを配信するのか」という目的の明確化がとても重要です。たとえば、商品やサービスの紹介では、「売上の向上」か「認知度を上げる」かなどにより戦略は変わります。
売上の向上を狙うなら、大御所のタレントを起用して商品をブランディングすることが効果的です。また、認知を拡大するなら流行りのインフルエンサーや人気芸人が適しています。
このように、目的によってキャスティングや動画の内容が決まります。何のためにWebCMを配信するのか、目的を明確にしておきましょう。
ターゲットに合う人を起用する
視聴者の購買意欲を刺激するためには、ターゲット層に合わせたキャスティングが大切です。
「新発売の商品ならフレッシュで人気なタレント」「20代向けの化粧品なら同世代のモデル」「アウトドア用品ならキャンプや旅行系YouTuber」など、ターゲット層に興味を持ってもらえる人を起用するとCMの効果が上がります。
ターゲット層に合う人を起用できれば、ファンに「この人が使っているなら私も使いたい」と感じてもらい、売上アップが見込めるでしょう。
むやみにキャスティングするとCMを見た人の心には響かず、CMの効果は発揮できません。どのような出演者であればターゲット層に興味を持ってもらえるのか、事前にリサーチしておきましょう。
媒体に合う内容にする
SNSやWebメディアは媒体ごとに特徴が異なります。伝える方法が「文字」か「写真」かなどによって情報の伝わり方が変わるので、媒体ごとに適した内容でCMを配信するのが効果的です。
たとえば、Instagramは画像やショート動画で発信するという特徴があります。食べ物を紹介する場合、美味しそうな写真や実際に食べている動画で宣伝すると、訴求したいポイントが伝わりやすくなります。媒体に合う方法で魅力を伝えられればユーザーの購買意欲を刺激できるでしょう。
商品と媒体との相性が合わないと、思うような宣伝効果が得られない可能性があります。WebCMの効果を上げるためには、訴求したいテーマとCMを配信する媒体の相性を合わせることが大切です。
企画立案とすり合わせを入念にする
WebCMの制作では、企画立案とすり合わせは重要です。
企画の立案は、CM全体の方向性やクオリティを左右します。できるだけ時間をかけて、尺の長さや動画の雰囲気、訴求するポイントなどを検討しましょう。
また、企業と制作会社、出演者と、企画の目的についてのすり合わせを充実させることも大切です。訴求ポイントを確実に伝えるためには、携わるスタッフや出演者と企画のイメージを共有できないといけません。
伝えたい内容と完成したCMにずれが出ないように、企画の立案とすり合わせを入念にしてください。
WebCMとテレビCMの違い
WebCMとテレビCMには、以下の3点に違いがあります。
- ・コスト
- ・動画の内容
- ・ターゲティング精度
それぞれ解説します。
コスト
一般的に、テレビCMはWebCMよりもコストがかかる傾向です。
テレビCMは、小規模でもキャスティング費や撮影機材、人件費などが高額になります。とくに、出演者によってはキャスティング費が数千万円から1億円程度かかることも珍しくありません。
WebCMはテレビCMよりも安価に制作でき、広告配信のコストを抑えるために柔軟な対応が可能です。テスト配信を行い、数万円から配信を開始する方法もあります。
動画の内容
テレビCMは不特定多数の視聴者を対象とするので、幅広い視聴者に伝わりやすい内容で制作する必要があります。特定の視聴者だけに向けて配信しても、視聴してもらえない可能性が高いのです。
一方、WebCMはターゲットを絞り、視聴者に合わせた内容でCMを配信できます。
たとえば、「〇〇市にお住まいのあなた!」「〇〇について不安を感じていませんか?」などのフレーズを使用すれば、条件に当てはまる視聴者の興味を引くことが可能です。
また、期間限定のキャンペーンや購入手順を含めた内容を配信する動画もみられます。強い購買意欲を持つターゲットに届けられれば、CMを見た後にすぐ購入してくれるでしょう。
ターゲティング精度
ターゲットが不特定多数であるテレビCMに対し、WebCMは特定のターゲット層にアプローチできます。
テレビCMは全国の家庭に配信されるので、多くの人に認知されやすいことはメリットです。しかし、特定の層にターゲットを絞れないので、商品によっては効果的な販売促進になりません。
一方WebCMの場合は、年代や性別、居住地、興味など、項目別でのターゲティングができます。視聴者のデータを集めやすいので、さらに精度を上げることも可能です。
「アウトドア好きに宣伝したい」「20代の女性に使ってほしい」など、ターゲットを絞って宣伝する場合はWebCMが効果的といえます。
WebCMを制作するなら「クロスアイ」
WebCMを制作したい企業は、「株式会社クロスアイ」にご相談ください。株式会社クロスアイは、芸能に精通したスタッフが映像制作やYouTube運営を実施しております。
スタッフにはタレントやインフルエンサーの活動を経験した者もいます。そのため、具体的な知識やノウハウを活かし、企画の立案から映像編集、配信まで専門的なサポートが可能です。
また、「日本一芸能に詳しい会社」として、映像制作の他にキャスティング業務も承っております。人気のタレントや俳優、専門家、インフルエンサーなど、企業や商品のイメージに合うキャスティングもご相談いただけます。
WebCMの制作経験がない方やキャスティングに自信のない方は、ぜひ株式会社クロスアイにお問い合わせください。
まとめ
WebメディアやSNSの普及で、WebCMが発達しました。従来のテレビCMよりも、低コストで特定のターゲットに絞ったアプローチができます。
コストを抑えられるとはいえ、出演者のランクやCMの内容によっては高額なギャラがかかることは少なくありません。CMの効果を上げるためには、目的やターゲットを明確にし、コストパフォーマンスを上げる工夫が必要です。
低コストで高い品質のWebCM制作を目指す方は、「株式会社クロスアイ」にご相談ください。
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