<メルマガ特集>キャスティング会社が解説!フリーランスインフルエンサー起用の注意点とトラブル回避術


「コストも抑えられて、融通も利きそうで、なんかうまくいきそう!」そんな印象を持たれる方も多い、フリーランスインフルエンサーの起用。
マネジメント会社に所属していない分、対応が柔軟で、こちらの提案にもすぐ応じてくれそうですよね。
でも実は、進め方を間違えると連絡がつかなくなったり、投稿内容にヒヤッとしたり…なんてトラブルに発展するケースも。
この記事では、フリーランスインフルエンサーの起用を検討している方に向けて、気をつけたいポイントをわかりやすくお伝えします!
あわせて、私たちクロスアイが現場で実践しているトラブル対策もご紹介します。ぜひ最後までチェックしてください!
柔軟な対応と高コスパが魅力!フリーランスインフルエンサー

フリーランスインフルエンサーとは、マネジメント会社に所属していない個人のインフルエンサーのことです。すべてを自分で企画・発信する、「完全自己プロデュース型」のスタイルが特徴です。
彼らのいいところは、とにかく自由で柔軟なこと!やりとりのスピード感や、ギャラ交渉の柔軟さに驚かされることも少なくありません。
なにより、事務所を通さないので、こちらの提案にもすぐリアクションが返ってきます。ときには「そんなにやってくれるんですか!?」と思うくらい積極的に動いてくれることも。
さらに、コストも比較的リーズナブルです。同じフォロワー数の方でも、マネジメント所属とフリーランスでは、予算感がまるで違うケースもあるんです。
ただし、その「自由度」が裏目に出ることも…。というわけで、次はちょっと気をつけておきたいポイントをご紹介します。
【要注意】フリーランスインフルエンサー起用の落とし穴

フリーランスインフルエンサーは、自由度の高さやコスト面でとても魅力的な存在です。でも、事務所という後ろ盾がないぶん、起用側がしっかり状況を管理しておく必要があります。
ここでは、キャスティングの現場で実際によくある「3つの落とし穴」をご紹介します。
連絡の遅れや音信不通
いちばん多いのが、連絡の遅れや音信不通といったトラブルです。
InstagramのDMでやりとりしていたのに、突然既読がつかなくなる…。実はこれ、よくある話なんです。
背景にはいろんな事情があります。たとえば、本業が忙しくなったり、学生さんなら授業やテスト期間に重なったり。
そもそも、スケジュール管理や返信スピードの感覚って、人によってかなり違います。
さらに、マネジメント事務所のような進行を管理してくれる人がいない分、やりとりはすべて本人任せです。連絡のタイミングや頻度に差が出るのも無理はありません。
「撮影前日にようやく返信が来て、調整がギリギリだった…」なんてこともあるのです。
こうしたやりとりの不安定さは、フリーランスインフルエンサーならではの“落とし穴”といえるでしょう。
コンプライアンス違反のリスク
コンプライアンス違反のリスクも、意外と見落とされがちです。
実は、ステマや景品表示法のルールは、ここ数年でかなり厳しくなってきています。
そのため、事務所に所属しているインフルエンサーであれば、投稿前に法令のチェックを受けることがほとんどです。一方、フリーランスの場合は、投稿内容の判断やチェックもすべて自己責任となります。
たとえば、商品を紹介するつもりが、意図せず誤解を招くような表現になってしまった…なんてケースも。
投稿時の注意点やルールを事前にしっかり伝えておかないと、広告主側がペナルティを受けることもあるので注意が必要です!
ビジネスマナーや責任感の差
もうひとつ気を付けたいのが、ビジネスマナーや責任感といった、“仕事に対する姿勢”の違いです。
たとえば、納期を守る、連絡を一定の時間内に返す、契約通りに進める…などの基本的な対応にも、人によって差が出ることがあります。
しっかり対応してくれる方が多い一方で、ちょっとフワッとした進行になってしまうケースもあるため注意しましょう。特に、学生さんや副業インフルエンサーの場合、ビジネス経験が浅くて“仕事”という意識がまだ定着していないこともあります。
もちろん、それ自体が悪いというわけではありません。
でも起用側としては、こういう落とし穴があることを頭に入れておくだけでも、だいぶ備え方が変わってきます。
クロスアイが実践!フリーランスインフルエンサー起用のトラブル対策4選

クロスアイが実際に行っている、キャスティングにおけるトラブル回避の方法は以下の4つです。
- ・連絡がつきやすい手段を整える
- ・普段のやりとりで信頼を深める
- ・連絡が取れなくなる事態に備える
- ・契約書で役割とルールを明確にする
それぞれ解説します。
連絡がつきやすい手段を整える
まず、クロスアイで最初にやるのが、連絡手段をいくつか確保しておくことです。
たとえばインスタグラマーの方だと、InstagramのDMだけでやりとりすることも多いのですが、それだと連絡がつかなくなることも少なくありません。
なので、私たちは早い段階で電話番号・メールアドレス・LINEやチャットツールなど、複数の連絡先を確認しています。連絡手段がいくつかあるだけで、見落としが減り、やりとりもスムーズになるんです。
もちろん、連絡がつきやすくするためだという意図は事前にしっかり説明し、個人情報の取り扱いにも細心の注意を払っています。
こうしたひと手間が、結果的にトラブルの防止につながるんですよね。
普段のやりとりで信頼を深める
フリーランスインフルエンサーとの仕事で何より大切なのは、信頼関係の構築です。
とくに、事務所を通さない直接のやりとりだからこそ、チャットやメールだけに頼るのではなく、顔を合わせるコミュニケーションを意識しています。
クロスアイでは、プロジェクト開始時にビデオ通話や対面でのミーティングを行い、相手の人柄や考え方をきちんと把握するところから始めています!そのうえで、進行中も電話やチャットなどでこまめに状況を共有し、ズレや誤解が生まれないよう細やかにフォローします。
ちょっとした違和感も、リアルタイムでやりとりできる環境があればすぐにキャッチアップできるもの。こうした積み重ねが、プロジェクトを最後までスムーズに進めるための安心材料になると考えています。
連絡が取れなくなる事態に備える
フリーランスのインフルエンサーを起用する際、一番多いトラブルは「連絡が取れなくなること」。
炎上や急病などの特別なケースを除けば、進行が止まってしまう原因のほとんどが“音信不通”と言えるでしょう。
クロスアイでは、そんな事態に備えて、いくつかの対策をとっています。
たとえば、契約書はなるべく早めに締結。住所の記載があることで、万が一連絡がつかなくなっても「訪問対応」という選択肢が持てるからです。
さらに、報酬をあえて前払いするケースもあります。
先にお支払いしておくことで、責任感や“やり切らなきゃ”という気持ちを自然と高めてもらえるんですよね。
こうした小さな工夫の積み重ねが、トラブルの芽を摘み、プロジェクトを最後まで安心して進めるカギになっています。
契約書で役割とルールを明確にする
フリーランスのインフルエンサーとお仕事を進めるうえで、大事なのが契約書です。
起用内容やスケジュール、投稿先、コンプライアンスまわりのルールなどは、あらかじめしっかり書面で取り決めておくのが基本。とくに最近は、景品表示法の改定などで広告に関するルールが厳しくなってきており、内容のすり合わせはより重要になっています。
クロスアイでは、起用が決まったらできるだけ早めに契約書を交わし、内容もきちんと共有しています。進行中のズレやトラブルを防ぐために、細かいルールも丁寧に盛り込んでいます。
たとえば「○時間以内に返信する」「投稿前には事前チェックを入れる」といった連絡や確認のルールも、契約書や覚書にきちんと記載。ちょっとした行き違いが後々のトラブルになることもあるので、最初にお互いの認識をそろえておくことが大切です。
小さなことでも最初に話し合って決めておけば、最後まで安心して取り組める関係が築けますよ!
インフルエンサーのキャスティングについて、もっと詳しく知りたい方は「インフルエンサーキャスティング|依頼方法やおすすめキャスティング会社を紹介」をご覧ください。
まとめ
フリーランスインフルエンサーの起用は、自由度が高くてコスト面でも魅力的。でもその分、やりとりが不安定になったり、責任の所在があいまいになったりしやすい一面もあります。
だからこそ、連絡手段はひとつに絞らず、複数持っておくのが安心です。信頼関係も、やりとりを重ねながら少しずつ育てていきましょう。
そしてもうひとつ、忘れちゃいけないのが「万が一」への備えです。細かいルールも含めて、契約書でしっかり線引きしておくことで、後のトラブルもぐっと減らせます。
クロスアイでは、現場で培ったノウハウを活かし、フリーランスインフルエンサーを最大限に活用できるようサポートしています。フリーランスならではの柔軟さを引き出しつつ、トラブルのないスムーズな進行が可能です!
「初めての起用で不安…」「進め方がわからない…」という方も、どうぞお気軽にご相談ください。実績豊富なスタッフが、企画の段階からサポートいたします!
