【保存版】YouTuber広告の依頼ガイド|費用・流れ・成功のポイントを解説

YouTuberの影響力を活用して商品やサービスの認知を拡大させるために、YouTuberに広告を依頼したい企業は増えています。そこで、「YouTuberにどのように依頼すればいい?」「広告依頼の費用相場は?」とお困りの企業もいるでしょう。
この記事では、YouTuberに広告を依頼する方法や費用相場を詳しく紹介します。依頼のメリットや注意点についても解説しますので、商材の広告を検討している企業は、ぜひ参考にしてみてください。
YouTuberへ広告を依頼する3つの方法

YouTuberに広告を依頼する方法は、以下の3つです。
- ・キャスティング会社へ連絡
- ・所属事務所に問い合わせる
- ・YouTuberへ直接連絡
それぞれ詳しく解説します。
1、キャスティング会社へ連絡
キャスティング会社は、企業とYouTuberの間に入り、候補者の選定や交渉、契約業務を代行してくれる会社です。YouTuberの中から、企業の商品やサービスに合った人材を選定してもらえるので、効果的な宣伝や広告が期待できます。
仲介手数料は発生しますが、YouTube業界に関するノウハウや豊富な実績を活かしたサポートは、キャスティング未経験の企業にとっては大きなメリットです。
ただし、YouTuberと直接コミュニケーションは取れません。そのため、企業側の要望や広告の意図をしっかりとキャスティング会社に伝える必要があります。
おすすめのキャスティング会社については、こちらの記事もご覧ください。「【おすすめ】大手キャスティング会社5選!メリットや依頼する流れも解説」
2、所属事務所に問い合わせる
YouTuberの中には事務所に所属し、仕事の管理を事務所に任せている方もいます。そのため、企業から広告の依頼をする場合は、担当者とやり取りをすることが基本です。
所属事務所は企業との契約において実績があるため、YouTuberと直接契約をするよりもトラブルが少なく契約を進められるでしょう。
ただし、所属しているYouTuber以外のキャスティングはできません。企業の商品やサービス、要望に合ったYouTuberが見つからない可能性があります。
所属事務所に問い合わせて、YouTuberをキャスティングする場合は、どのようなYouTuberが所属しているのかを事前に確認することが大切です。
3、YouTuberへ直接連絡
YouTuberは、チャンネルの説明欄やSNSで連絡先を掲載している方が多いので、直接連絡をとることも可能です。本人と直接交渉できるため、スムーズに契約ができたり仲介手数料などのコストを削減できたりとメリットがあります。
しかし、契約締結の経験がないYouTuberは、企業側に専門的な知識がないとトラブルに発展する可能性があるでしょう。キャスティング経験が少ない企業の場合は、まず専門のキャスティング会社に相談する方が安心です。
【費用相場】YouTuberへ広告を依頼

YouTuberへ広告を依頼するときの費用相場は、以下の2パターンの算出方法が基本です。
- ・チャンネル登録者数
- ・チャンネル再生回数
それぞれ詳しく解説します。
チャンネル登録者数×3円~5円
YouTuberのチャンネル登録者数を基準にした費用相場は、以下のとおりです。
| チャンネル登録者数 | 費用相場 |
| 約5000人~15万人 | 3万円~75万円 |
| 約15万人~50万人 | 45万円~250万円 |
| 約50万人~150万人以上 | 150万円~750万円 |
登録者数が多いほど影響力が高まり、費用も上がる傾向です。ただし、チャンネルのジャンルや視聴者層、動画の長さや掲載期間などによっても金額は変動します。
また、登録者数が多くても、動画の再生回数が少ない場合や更新頻度が低い場合もあります。数字だけにとらわれず、チャンネル全体の活動状況を見たうえで判断することが大切です。
チャンネル再生回数×7円〜15円
YouTubeのチャンネル再生回数を基準にした費用相場は、以下のとおりです。
| チャンネルの再生回数 | 費用相場 |
| 約5000回~5万回 | 6万円~60万円 |
| 約5万回~50万回 | 60万円~600万円 |
| 約50万回~500万回以上 | 600万円~6000万円 |
チャンネル再生回数が多いほど費用は高くなり、高評価の数やコメント内容も費用を決定するときの参考にできます。ただし、再生回数が多いYouTuberがすべて適切ではありません。低評価や否定的なコメントが多く、炎上しているYouTuberには、依頼しない方が良いでしょう。
チャンネル全体や配信内容をチェックし、依頼に適しているYouTuberなのか判断することが大切です。
事例あり|YouTuberへ依頼する案件内容

YouTuberへ依頼する案件内容は、主に以下の4つです。
- ・広告動画
- ・コラボ動画
- ・ギフティング
- ・店舗やイベントへの招待
それぞれ詳しく解説します。
広告動画
広告動画とは、YouTube上で配信される広告のことを指します。この広告にYouTuberを出演者として起用することで、商品の魅力をリアルに伝えられます。美容・グルメ・アプリ・デジタルサービスなど、幅広い業界で活用されている手法です。
とくに新商品の発表やキャンペーン初期の宣伝では、費用対効果が高く、テレビCMと同じくらい強い印象を与えます。目的に合わせて、インフィード広告・ショート動画・バンパー広告など形式を使い分けることで、より高い効果を狙えるのも特徴です。
また、広告動画を単発で終わらせず、アンバサダー契約として長期的に発信を続ける取り組みも増えています。
さらに、自社のYouTubeチャンネルやSNSと連携したクロスメディア展開も効果的です。広告の接触機会を増やし、ブランド理解をより深めることができます。
コラボ動画
コラボ動画とは、企業とYouTuberが協力して商品やサービスを紹介する企画型の動画のことです。YouTuberの個性や世界観を活かし、自然な流れで商材の魅力を伝えられます。
広告色が出にくく、ファンからも“共感”や“信頼”を得やすいため、ブランドイメージの向上や長期的なファンづくりにつながるのも特徴です。また、YouTuberとのコラボをきっかけに、共同開発やイベント連動企画へ発展するケースもあり、話題性の高いプロモーションとして注目を集めています。
ターゲット層と一致したYouTuberを起用できれば、自然なアプローチができます。高いエンゲージメントを保ちながら、購買や来店などのアクションにもつながっていくでしょう。
クロスアイではゲーミングPCのプロモーションで、人気YouTuberを2人キャスティング。実際の使用シーンを通して製品の魅力を伝え、大きな反響を得ました。
事例はこちら「ゲーミングPCにせろりんねさん、このさんをキャスティング!」
ギフティング
ギフティングとは、自社商品をYouTuberに送付し、実際に使った感想やレビューをYouTube上で紹介してもらう方法です。
実際の使用シーンを通じてリアルな声を届けられるため、視聴者の共感を得やすく、口コミ的な広がりが期待できます。美容やグルメ、アウトドア、ガジェット、アプリケーションなど、日常使いの商材ととくに相性が良い施策です。
商品やサービスと親和性のあるYouTuberに依頼すれば、効率的に認知が拡大され、売上促進が期待できるでしょう。ときには、配信をきっかけにアンバサダー契約などの長期的な発信へ発展するケースもあります。
店舗やイベントへの招待
店舗やイベントへの招待とは、YouTuberを現地に招き、体験の様子をリアルタイムで配信してもらう方法です。
実店舗や観光地、地域イベント、街頭プロモーションなど、“現場の臨場感”を伝えたい企業と相性が良い施策です。視聴者にとっても、YouTuberのリアルな反応を通じて商品の魅力を感じやすく、信頼性の高いPRにつながります。
最近では、キャンペーンやイベントと連動したライブ配信のほか、自社SNSやWebサイトと組み合わせたクロスメディア展開も増えています。イベント後にアーカイブ動画を配信すれば、当日の盛り上がりを長く発信できる点も魅力です。
クロスアイでは有名サッカー選手が展開するブランドのイベントで、人気YouTuberをキャスティング。現地での企画を通じて、ブランドの世界観を臨場感たっぷりに発信しました。
事例はこちら「レイクレさん・あしざるFCさんがイベントを報告!」
YouTuberへ広告を依頼する流れ

YouTuberへ広告を依頼する流れは、以下の5ステップです。
- 1、YouTuberを選定
- 2、YouTuberへ依頼(条件交渉)
- 3、商品やサービスを体験してもらう
- 4、YouTuberが制作した動画の確認・投稿
- 5、効果測定
それぞれ解説します。
1、YouTuberを選定
まずは、企業が配信したい広告の目的に合うYouTuberを選定します。そのとき、商品やサービスとターゲットに高い親和性があるYouTuberを選ぶことが大切です。
若い世代で女性向けのコスメであれば、起用するYouTuberは「20代の女性フォロワーが多い」ことが条件になるでしょう。
YouTuberが配信している内容や視聴者の属性などを、事前に確認することが大切です。自社で選定するのが大変な場合は、キャスティング会社に依頼すると良いでしょう。
2、YouTuberへ依頼(条件交渉)
インフルエンサーが選定できたら、YouTuberとの依頼交渉や契約に移ります。実際にコンタクトをとり、企業の目的や依頼したい動画の内容、ギャラ、スケジュールなどの詳しい条件を決定しましょう。
ただし、交渉や契約にはノウハウや専門的な知識が必要です。後々に大きなトラブルが発生しないように、契約内容を事前にしっかりとすり合わせを行います。
企業側とYouTuber側で納得できる内容なのか確認した上で、契約するようにしましょう。
3、商品やサービスを体験してもらう
YouTuberに商品やサービスを体験してもらい、魅力的な内容を宣伝できるようにします。実際に体験してもらうことで、商品やサービスのデメリットも合わせたリアルな感想が出てくるため、信頼性の高い広告動画を制作できるでしょう。
また、使い心地だけでなく、開発の背景や企業の想いなども紹介してもらうと、動画にストーリー性が生まれます。広告色を抑えつつ、共感を得やすいPRに仕上げることも可能です。
4、YouTuberが制作した動画の確認・投稿
YouTuberの動画制作が完了したら、その動画内容を確認します。企業側が目的とした内容になっているのか、視聴者に商品やサービスの魅力を伝えられる動画なのか、しっかりとチェックしましょう。
あわせて、ステルスマーケティング(ステマ)に該当しないかの確認も欠かせません。動画内で企業とのタイアップである旨が明示されているか、法令やガイドラインに沿っているかを確認します。
問題がなければ、YouTuberのチャンネルで動画を公開してもらい、反応の推移を観察していきます。
5、効果測定
動画投稿をしたあとは、施策や企画の結果がどうだったかを測定するために、効果測定を実施しましょう。動画を流して終わりではなく、YouTuberに動画のデータをもらい分析し、次回の制作に活用することが大切です。
効果測定をしないと、目的に合ったターゲティングできているのか判断できず、販売促進の施策を見直せません。
視聴回数や離脱率、YouTubeを経由した商品やサービスの売上率などを分析することで、改善点が見えてきます。次回の広告制作に活かし、さらに良い動画を作り上げられるでしょう。
広告媒体ごとのYouTuber活用ポイント

YouTuberを起用した広告は、配信する媒体によって最適な見せ方や訴求ポイントが異なります。ここでは、代表的な3つの広告媒体におけるYouTuber活用のポイントを紹介します。
- ・テレビCM・マス広告
- ・SNS広告
- ・Web広告
それぞれ見ていきましょう。
テレビCM・マス広告
テレビCMなどのマス広告にYouTuberを起用することで、従来のタレント出演型CMよりも視聴者との心理的距離を縮めやすくなります。
日常的にSNSやYouTubeで発信している姿を見ているYouTuberは、視聴者にとって“身近な存在”です。そのため、企業や商品のメッセージも自然と受け入れられやすくなります。
さらに、テレビCMでの露出をきっかけにYouTubeやSNS上で話題が広がるケースも多く、マス広告とデジタル施策を横断した相乗効果が期待できます。
広告に出すだけでなく、SNSなどの発信と組み合わせることで、商品の認知から購入までつなげやすくなるのがメリットです。
SNS広告
SNS広告にYouTuberを起用する最大のメリットは、自然な発信でユーザーとの共感を得やすいことです。
SNSではフォロワーとの距離が近く、YouTuber本人の言葉やリアクションがそのまま広告効果につながります。企業目線の一方的な訴求ではなく、「使ってみた」というリアルな体験ベースの投稿が信頼を生みやすいのが特徴です。
また、短尺動画やストーリーズ広告など、プラットフォームごとに最適なフォーマットを選べる点もSNS広告の強みです。再生数やエンゲージメントなど、データを基に効果を可視化しやすいため、PDCAを回しながら改善できるのも利点といえます。
とくに、キャンペーン期間中の認知拡大や購買促進を目的とするケースに向いており、スピード感のあるプロモーションを展開したい企業に最適な手法です。
Web広告・自社媒体
Web広告や自社サイトにYouTuberを起用する場合は、長期的なブランド理解や信頼の構築を目的にするケースが多く見られます。
企業の公式チャンネルや特設ページで、YouTuberが商品を体験した様子や開発背景を紹介することで、ブランドのストーリーを深く伝えることができます。
テレビCMやSNS広告ほど即効性はありませんが、検索から見られたり、動画が残ることで長く効果が続きやすいのが強みです。さらに、ほかの広告を見た人が詳しく調べるときにたどり着く場所としても役立ちます。
YouTuberを通じて信頼感を高めたい、ブランド理解を深めたい企業にとって、Web広告・自社媒体での活用は有効な選択肢です。
YouTuberを活用した広告施策の費用相場や効果を詳しく知りたい方は、「youtuberに企業案件を依頼して得られる効果とは?メリットや費用相場を徹底解説」の記事もご覧ください。
失敗しないYouTuberの選び方

YouTuber選びで失敗しないために確認しておきたいポイントは、以下の4つです。
- ・ターゲット層と視聴者層の一致
- ・ブランドイメージとの相性
- ・エンゲージメント率の高さ
- ・過去の言動や炎上リスクの有無
それぞれ詳しく解説します。
ターゲット層と視聴者層の一致
YouTuberを選ぶときは、まず自社のターゲット層とそのYouTuberの視聴者層が一致しているかを確認することが重要です。どれほど人気のあるYouTuberでも、視聴者の年齢層や関心分野が商材と合っていなければ、効果的なアプローチはできません。
たとえば、学生を中心に支持を集めるYouTuberに高級車のPRを依頼しても、購買には結びつきにくいでしょう。YouTuberのチャンネル分析ツールやコメント欄、SNSでの反応をチェックし、「誰に届いているのか」を具体的に把握することが大切です。
ブランドイメージとの相性
YouTuberの発信スタイルやキャラクターが、自社のブランドイメージと合っているかどうかも重要なポイントです。どんなにフォロワー数が多くても、世界観や価値観がブランドとずれていると、視聴者に違和感を与えてしまうことがあります。
そのため、ブランドの価値観や方向性を理解し、自然な形で発信できるYouTuberを選ぶようにしましょう。一貫したトーンで伝えることで、広告としての信頼性が高まり、視聴者にとっても“違和感のないブランド体験”を提供できます。
エンゲージメント率の高さ
YouTuberを選ぶときは、フォロワー数よりもエンゲージメント率を重視することが大切です。登録者が多くても、再生回数やコメント数が少ない場合は、実際の影響力が想定より低いことがあります。
視聴者が動画にどれだけ共感し、コメントやシェアで反応しているかを確認することで、そのYouTuberが本当に支持されているかを見極められます。とくに、企業案件であっても自然にコメントが集まっている場合は、視聴者との信頼関係が築かれている証拠といえるでしょう。
エンゲージメント率の高いYouTuberは、メッセージの伝達力が強く、広告としても費用対効果を高めやすい傾向があります。
過去の言動や炎上リスクの有無
YouTuberの過去の発言や活動履歴も、起用前に必ず確認しておきたいポイントです。SNSやYouTubeは拡散力が高いため、過去の不適切な言動が後になって問題視され、企業のイメージに影響を及ぼすケースも少なくありません。
炎上リスクを防ぐためには、動画の内容だけでなく、日頃のSNS投稿やコラボ相手の傾向などもチェックしておくことが大切です。とくに、社会的・倫理的テーマに触れる発信を行っている場合は、ブランドの立場との整合性を慎重に見極めましょう。
リスクを事前に把握し、信頼できるYouTuberを選定することが、長期的なブランド価値の維持につながります。
YouTuberの広告を依頼するなら「株式会社クロスアイ」

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まとめ

YouTuberを活用した広告は、いまや企業のマーケティングに欠かせない手法のひとつです。リアルな発信で共感を生み、商品の魅力を自然に伝えられるため、1本の動画でも高い効果が期待できます。
また、テレビCMやSNS広告、自社サイトなど、さまざまな媒体と組み合わせて展開できるのも大きな強みです。ブランド認知から購買促進まで、目的に合わせて柔軟に活用できるでしょう。
一方で、YouTuberによって発信スタイルや視聴者層は異なります。ターゲットやブランドイメージとの相性、エンゲージメント率、炎上リスクなどを見極めながら、最適な人選を行うことが重要です。
こうした選定や契約、スケジュール調整などの実務をスムーズに進めたい方は、キャスティング会社への相談がおすすめです。年間2,000件以上の提案実績を持つ「株式会社クロスアイ」では、豊富なネットワークと経験を活かし、目的や商材に合ったYouTuberをキャスティングします。