社員インタビュー:未経験からキャスティング業界に飛び込んだ元ソムリエ・新海秋太朗
クロスアイで働く社員へ仕事内容や入社のきっかけをインタビューする「クロスアイ社員インタビュー」。
第一弾は、元ソムリエという異色の経歴を持つキャスティングディレクター・新海秋太朗(しんかい しゅうたろう)さんに「未経験からキャスティングディレクターを目指した理由」を伺いました。
「キャスティング会社で働きたいけど、未経験でも大丈夫?」
「キャスティングディレクターに向き不向きってあるの?」
そんな不安を抱える方は、ぜひこのページを参考にしてください。
インタビューを受ける人:新海秋太朗
大学卒業後、バンド活動の傍らフリーのイベンターとして都内のライブハウスを中心に活動。
その後、都内の有名レストランKENZO ESTATE WINERYでソムリエとして6年ほど従事。
2020年6月にクロスアイに中途入社後は、広告案件を中心にキャスティングディレクターとして活躍する。
好きなワインはオスピス・ド・ボーヌ。
異色の経歴〜前職は元ソムリエ〜
———新海さん今日はよろしくお願いします!さっそくですが、新海さんの前職ってどれもめちゃくちゃニッチな職業なんですね(笑)
よろしくお願いします!実はそうなんです(笑)
大学卒業からクロスアイに入社するまでは、ゴリッゴリのバンドマンだったり、高級レストランのソムリエだったり本当にいろんなことをやっていましたね…
1.大学卒業後はバンド活動
↑バンドマン新海さん。画像がエモすぎます。
———大学卒業後は新卒で就職せず、バンド活動一本だったんですか?
そうですね!とにかくバンド活動にのめり込んでいて、メンバーと毎日スタジオにこもって練習に明け暮れていました。
都内のライブハウスを中心に月5本くらいはライブをしながらレコーディンとかもして、かなり本格的に活動してましたね。
———超本気ですね!不躾な質問なんですが、バンド活動って儲かるんですか…?
ストレートな質問ですね(笑)
お察しの通り、バンド活動だけではなかなか厳しい面もありましたね…
ただ、自身のバンド活動以外にもイベンターとしてイベント企画や運営も行っていたので、音楽活動からの収入はそこそこありました。
また、学生時代から客単価がかなり高めの高級レストランでアルバイトをしており、バンドを本気でやりつつも生活自体は比較的安定していましたね。
———バンド活動をしながらイベンターもして、高級レストランでのアルバイト…、かなり多忙だったんじゃないですか?
忙しかったですねー(笑)
ただ、当時はとにかくバンド活動にのめり込んでいたので、忙しさは全く気になりませんでした。
———無我夢中、といった感じですね。その後、高級レストラン・KENZO ESTATE WINERYでソムリエとして従事していたと伺いましたが…?
そうですね、学生時代からアルバイトをしていた別の高級レストランのお客さんに、私がソムリエとして働くことになるKENZO ESTATE WINERYの社長さんがいまして。
その方にお誘いを受けてKENZO ESTATE WINERYでソムリエとして働き始めました。
※KENZO ESTATE WINERYは都内でも屈指の人気を誇るセレブ御用達レストランです。
2.高級レストランのソムリエを経てキャスティング会社へ
↑有名アーティストの接客をする機会も多かったんだとか。
———働いていたKENZO ESTATE WINERYって、結構有名店ですよね?
そうですね、芸能人やセレブな方もよく来店される高級レストランでした。
お客様のカラーもあってか、料理やワインはもちろん、お客様対応含めてトップクラスのサービスを学ぶことができましたね…
特に働いているスタッフ全員ホスピタリティレベルがめちゃくちゃ高くて。勉強することが多すぎて大変でした。
———確かに、高級店のスタッフさんはホスピタリティレベル高い人多いですよね。新海さんはソムリエとしてどんなサービスを提供していたのですか?無知ですみません!
ワインをサーブする以外にも、お客様の好みをお伺いして料理をお奨めしたり、ホールサービスも含めて色々提供していましたね。
ソムリエとして料理・ワインの文化や歴史を説明することはもちろんですが、ご来店いただく方にKENZO ESTATE WINERYという空間を最大限に楽しんでいただけるよう、さまざまなことに気を配っていましたね!
なぜキャスティング会社に興味を持ったの?
———ここまでの経歴を聞いていると、キャスティング会社への転職は思い切った決断のように感じますよね。
経歴だけ見ると確かにそうですよね。
実は僕、小学生〜中学生の頃に子役としてテレビドラマやCMに出演していた時期がありまして。
———そうか!そういえばそんな過去をお持ちでしたね。じゃあテレビ番組の撮影やCM撮影にはある程度詳しかったんですか?
いやいや!全く詳しくなかったですよ(笑)
あくまでも出演者として撮影に関わっていたので、演技をしたりセリフを覚えたりするのに必死で撮影現場のことはの本当にうろ覚えなんです。
なんとなく「たくさんスタッフさんがいるな」くらいの認識でしたね。
でも、出演者として広告やテレビに関わっていたこともあって、自分の中に「エンタメが好き」という気持ちは当たり前のように存在してましたね。
———エンタメ好き。キャスティング会社で働く人の共通点ですね。
そうですね。
なので、転職活動をしている時もエンタメ業界の求人をチェックしていて、その中でキャスティング会社を見つけた、という感じです。
入社前後でギャップはあった?
———クロスアイの求人を見つけるまで、キャスティング会社という存在は知っていましたか?
いえ全く知りませんでした!
クロスアイの求人を見つけたときは「キャスティング会社?なんだこれ」くらいな認識で、求人内容を調べるうちにエンタメ業界や広告業界に関わる仕事なんだと理解できました。
———全くの無知識&未経験の業種で、入社前と後ではかなりギャップがあったんじゃないですか?
それが僕の場合、そこまで強いギャップを感じなかったんですよね。
これは個人的な見解ですが…、キャスティングディレクターとソムリエの仕事は、「ホスピタリティを極める」という共通点があると思っていて。
ソムリエ時代に学んだ「お客様の喜びを追求する」ホスピタリティがそのままタレントさんの対応や広告主の対応に応用できている感覚があるんです。
なので、扱う商材は大幅に変わったのですが、強いギャップは感じませんでしたね。
———めちゃめちゃ意識高いですね(笑)
ありがとうございます、褒め言葉として受け取っておきます(笑)
そうだ、強いていうならですが…、ソムリエをやっていた時と比べて、いろんな場所で働くことが良い意味でギャップでしたね。
———確かに!キャスティングディレクターはいろんな撮影スタジオに行きますもんね。
そうなんですよ。
イベント案件だと地方出張もありますし、僕にとってはこれまでなかった経験なので、いい意味でギャップありましたね!
キャスティング会社で働いて気づいた魅力は?
———続いて、キャスティング会社で働くうちに気づいた「キャスティングディレクターの魅力」ってありますか?
自分の好きなエンタメの仕事に、どっぷり浸かれるのが一番の魅力ですね!
もちろん、芸能事務所のスタッフさんみたいに四六時中タレントさんと接するわけではないのですが…
広告撮影やイベントの企画から実施までの全てのプロセスに関われる仕事は、キャスティングディレクターを含めてほんの少しなのでそこはすごく魅力的だと思います。
———確かにキャスティングディレクターが関わる広告やイベントの業務範囲って、めちゃくちゃ広いですもんね。
そうですね。あ、あとはシンプルに憧れの芸能人との距離が一気に近くなるのも魅力的ですよ!
撮影やイベントの現場では、タレントさんのテレビで伝わらない意外な一面を垣間見れたりするので、常に現場が楽しみだったりします。
また、自分が携わった広告が日本中で配信されるとなると「すごい規模の仕事をしたんだなぁ!」と自信もつくので、今後も張り切ってキャスティング業務に励みたいと思います!!
キャスティング会社に向いている人はどんな人?
———お話を聞いていると、新海さんって元子役だったりホスピタリティ命のソムリエをやっていたりと、意外とキャスティング会社向きな人材なのかな?と感じていて。
そうですかね?
言われてみればそうなのかな…
———例えばで大丈夫なんですが「新海さんが考えるキャスティング会社に向いている人」ってどんな人ですか?
キャスティング会社に向いている人…、そうですね、一番はエンタメ好きな人には向いていると思いますね。
———エンタメ好きな人!さっき新海さん自身もエンタメ好きだとおっしゃってましたもんね。ちなみに、好きなエンタメジャンルとかは関係あります?
いや!好きなジャンルは関係ないと思います。
と、いうのもキャスティング会社はタレントや芸能人に限らずアニメキャラクターや美容化、書道家のようなコンテンツ・専門人材をキャスティングする機会が多いのでジャンル問わないエンタメへの興味が必要になるんです。
———なるほど、自分の好きなエンタメを仕事に活かせるのは嬉しいですね。他にキャスティング会社に向いている人ってどんな人ですか?
あとは細かい確認や準備が苦にならない、几帳面な性格の人は向いていると思います!
キャスティング会社はエンタメ業界と広告業界の中間に位置するタイプの企業なので、一見華しかない世界のように見えますが….、その裏側にはタレントと企業間の契約書作成や、細かいお金の話など確認ごとがたくさんあります。
特に、テレビCMは出演者が多かったりキャスティング料金も高額になることがあるので、細かい確認作業も多くて….
気を抜くと取り返しのつかない損失を生むこともあるので、細かい確認作業や準備が苦にならない、几帳面な人はキャスティング会社に向いていると思いますね。
キャスティング会社で働きたい人へメッセージをお願いします!
———キャスティング会社の適正、勉強になります!では、最後にこれからキャスティング会社で働いてみたいかも、という方へ向けてメッセージをお願いできますか?
はい!では僭越ながら…
私も未経験でキャスティング業界に飛び込んでギリギリなんとかなっているので、まずは恐れずにキャスティング業界に飛び込んでみてください!(笑)
特に、接客業をやっている人はホスピタリティの追求という意味でキャスティング業に活かせるスキルがたくさんあると思うので、ぜひ挑戦してほしいです。
日々エンタメや広告、イベントの仕事にどっぷりと浸かれるので、好きな人にはたまらない仕事だと思いますよ!
———新海さん、今日はありがとうございました!
ありがとうございました!
おわりに
以上、キャスティングディレクター新海秋太朗さんに「未経験からキャスティングディレクターを目指した理由」を伺いました。
キャスティング会社クロスアイでは、新卒・中途問わず積極的に採用活動を行っています。
エンタメ業界、広告業界に興味がある人は「話を聞いてみたい」などカジュアルな相談でも構いませんので、ぜひクロスアイ問い合わせページよりご連絡ください!
インタビュアー:若松五大