<メルマガ特集>語り手で差がつく!CMキャスティングと地域格差の攻略法


CMや広告って、内容よりも「誰が出てるか」で覚えてること、ありませんか?
実際、商品の魅力そのものも大切ですが、視聴者の心を動かすのは、共感できる“語り手”の存在だったりします。
でも、その“語り手”を選ぶうえで、地域による情報格差が思った以上に大きなハードルになっているんです。
今回は、“語り手”の地域格差について、“語り手”を活かすためのポイントをふまえながら解説します!クロスアイが進める格差解消の取り組みについてもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください!
“語り手”が重要!好感度が高いCMの共通点

「このCM、なんかいいな」と感じる広告には、ある共通点があります。それは、伝えたいメッセージと“語り手”がしっかりかみ合っていること。
ある調査では、視聴者の好感度を左右する要因として「出演者・キャラクター」が長年トップに挙げられています。
つまり、商品やサービスの内容そのものよりも、「誰が伝えるか」が視聴者にとっては重要なんです。
さらに、“語り手”の持つ信頼感や親しみやすさがメッセージと重なれば、CM全体の印象が自然とよくなり、共感や信頼につながりやすくなります。
「誰が伝えるか」を見極めることが、CMづくりではとても大切なんですね。
“語り手”を活かすキャスティングの3原則

広告で“語り手”の力を最大限に活かすために、重要なポイントが3つあります。
- ・誰に届けたいかを明確にする
- ・語り手の“持ち味”を見極める
- ・環境と情報鮮度を大切にする
それぞれ解説します。
誰に届けたいかを明確にする
“語り手”を活かすために、まず考えておきたいのが「このCMを誰に届けたいのか?」という視点です。
ターゲットを明確にすることは、“語り手”の持ち味を最大限に引き出すための第一歩。ここがぶれると、せっかくのCMが思うように届かない…なんてことにもなりかねません。
年齢や性別、ライフスタイル、価値観などを具体的にイメージすると、「どんな“語り手”なら響くか」が自然と見えてきます。
例えば、若年層にアプローチしたいなら、親しみやすさのあるYouTuberやTikToker。信頼感を届けたいなら、落ち着いた印象のあるタレントがぴったりかもしれません。
「誰に届けたいか」を定めることは、“語り手”を正しく選び、活かすための大事なスタート地点です。
語り手の“持ち味”を見極める
“語り手”を活かすために、“語り手”の持ち味をしっかり見極めることがとっても大切です!
“語り手”には、それぞれ違った「持ち味」があります。フォロワー数や知名度だけでは見えてこない、その人ならではの魅力があるんです。
「どんな場面に合うのか」「どうすれば魅力が引き出せるのか」といった視点がキャスティングでは欠かせません。
例えば、穏やかで落ち着いた語り口が印象的な俳優であれば、テンポを抑えた構成やシンプルで静かな演出にすることで、言葉の重みや誠実さが視聴者により伝わります。
一方で、明るく親しみやすいインフルエンサーなら、元気さや軽やかさが引き立つようなテンポ感や色使いを工夫することで、自然とメッセージが届きやすくなります。
「誰をキャスティングするか」ももちろん大切ですが、「持ち味をどう活かすか」といった視点は、欠かせないポイントです。
環境と情報鮮度を大切にする
“語り手”の魅力を最大限に引き出すには、「今この人を起用するべきだ」と思えるタイミングを逃さないことが大切です。
そのためには、今どんな人が注目されているのか、どんな作品に関わっているのかなど、“最新の空気感”を常につかんでおく必要があります。
例えば、「最近この人よく名前を聞くな」「次にこういう企画に出るらしい」といった情報を早めにキャッチできれば、“語り手”が最も輝く瞬間にキャスティングができるはずです。
こうした情報鮮度を保つには、自然と情報が集まる環境を整えることが欠かせません。
日頃から芸能事務所やマネージャーと信頼関係を築いておくことで、交渉もスムーズになりますし、表に出てこない“今動いている話”にもアクセスしやすくなります。
都市部と地方の“語り手”格差

“語り手”を活かすには、リアルタイムで情報をつかみ、タイミングよくキャスティングすることが欠かせません。
でも実際には、その「情報の入りやすさ」には地域差があり、キャスティングのしやすさにも違いが生まれています。
都市部の強み|“地の利”による情報鮮度の高さ
キャスティング会社にとって、情報の鮮度は命です。
都市部、特に渋谷~原宿のようなエリアでは、芸能事務所や制作会社、広告代理店などが集中しています。そのため、自然と人や情報が集まりやすい環境が整っているんです。
日常的にマネージャーや関係者と顔を合わせる機会も多く、最新のキャスト事情やスケジュール感を“肌感覚”でつかめるのが強みです。
誰がどんなプロジェクトに関わっているのか、どこまでがオファー可能なのかといった情報も、都市部の方が圧倒的にスピード感を持って把握できます。
こうした“地の利”は、“語り手”をタイミングよくキャスティングするうえで大きなアドバンテージになります。
地方の課題|“語り手の不在”による発信力の弱さ
一方、地方では“語り手”の候補が少なく、「撮影は地元、出演者は東京から呼ぶ」といったケースも珍しくありません。
キャストの選択肢が限られるうえに、候補探しや交渉に時間やコストがかかり、調整がスムーズにいかないことも。
さらに、芸能事務所との物理的な距離があるため、情報のやりとりにもタイムラグが生まれがち。
結果として、メッセージを届ける力が弱まり、本来伝えたい魅力が十分に発信されない――そんな課題を抱える地方案件が少なくないんです。
格差を埋める!クロスアイの取り組み
地域におけるキャスティング格差を少しでも解消したい――そんな想いから、「クロスアイ」では2024年に念願の関西支社を新設しました!
「地方だから“語り手”とつながれない」「地方には情報が届きにくい」。創業当初から感じていたこうした課題に、本気で向き合うための一歩です。
関西支社では、地元の広告代理店や制作チームと密に連携しながら、東京本社の豊富なネットワークもフル活用。
さらに、リモートでの商談・調整にも柔軟に対応できる体制を整え、地方にいながらでも都市部と変わらないキャスティング環境を実現しています。
都市と地方の垣根を越えて、「伝わる“語り手”のキャスティング」をどこでも提供できるよう、今後も取り組みを広げていきます。
「地方だから難しいかも」と感じていた方も、まずはお気軽にご相談ください。
キャスティングで失敗しないための注意点
キャスティングの選択肢が広がった今だからこそ、気をつけたいのが“見落としがちな落とし穴”です。
大切なのは、「その人選、本当に企画に合っているか?」という視点。
たとえ知名度があっても、商品やブランドのイメージと合っていなければ、違和感や不信感を与えてしまうこともあります。
特にSNS時代では、“共感される語り手”であるかどうかが、視聴者の反応を大きく左右します。
さらに、発言やタイミング次第で炎上リスクが生まれることもあるため、出演歴や発信傾向の確認、マネジメントとの信頼関係も欠かせません。
単なる“人気”ではなく、「今、この企画にフィットするか」を見極める視点こそが重要です。
キャスティングに迷ったときは、キャスティング会社に相談するのがおすすめです!
「この人、合いそうだけどどうなんだろう?」といったざっくりした段階でも、企画やターゲットに合う人をプロ目線で一緒に考えてくれます。
出演交渉やスケジュール調整、リスク管理もまるっと任せられるので、現場の負担もぐっと軽くなりますよ。

タレントのキャスティングについて、もっと詳しく知りたい方は「タレントのキャスティングとは?タレントを起用するメリット・デメリットやキャスティング会社を紹介」も合わせてご覧ください。
まとめ
CMにおいて、メッセージの伝わり方を大きく左右するのは「誰が伝えるか」です。
視聴者の心を動かす“語り手”を見つけるには、ターゲットとの親和性や本人の持ち味、そして鮮度の高い情報が欠かせません。
とはいえ、都市部と地方ではキャスティング環境に大きな差があるのも事実。地方では、コストや交渉の手間もかかり、“語り手”の選択肢が限られてしまうケースもあります。
「クロスアイ」では、こうした地域格差を解消するため、関西支社を開設。東京本社のネットワークとあわせて、全国どこでも柔軟なキャスティングができる体制を整えています。
さらに、“語り手”をただ選ぶのではなく、どう活かすかまでを提案できるのも、クロスアイの強みです。
これからも最適な“語り手”を全国へ届けるために、よりよいキャスティングを追求してまいります。キャスティングのことなら、ぜひクロスアイにご相談ください!