効果的なインフルエンサーの選び方!確認したいポイントや注意点を解説
近年、インフルエンサーに商品PRを依頼する企業が増えてます。
インフルエンサーは影響力が高いため、多くの企業がインフルエンサーに自社の商材をPRしてもらい、「売上や集客の向上につなげたい」と考えるのです。
しかし、自社を宣伝したくても、数多くのインフルエンサーの中から誰に依頼すればよいか分からない企業もあるのではないでしょうか。
この記事では、効果的なインフルエンサーの選び方や、選ぶときのポイント、注意点を解説します。インフルエンサーに商材のPRを依頼したいと考える企業は、ぜひ参考にしてください。
失敗しない!インフルエンサーの選び方
失敗しないインフルエンサー選びのポイントは以下の6つです。
- ・商材と相性
- ・投稿内容
- ・エンゲージメント率
- ・コメントの質
- ・フォロワー数
- ・フォロー数
それぞれ解説します。
商材との相性|インフルエンサーの世界観やコンセプト
効果的なPRをするためには、自社の商材とインフルエンサーとの相性は重要なポイントです。
インフルエンサーは、独自の世界観やコンセプトを明確にしています。そのため、企業のターゲット層とインフルエンサーのフォロワー層が一致しやすくなり、興味を示してくれそうな消費者へより効果的に宣伝することが可能です。
例えば、PRしたい商品がコスメだった場合、メイク動画を投稿しているインフルエンサーを選ぶのが適しています。
グルメや旅行などを紹介しているインフルエンサーへ依頼しても、消費者の購入欲に響かず、期待した効果が得られないでしょう。
投稿内容|投稿頻度・質・種類
インフルエンサーを選ぶときは、コンテンツの投稿頻度・質・種類といった「投稿内容」を事前に把握しておきましょう。投稿内容を確認することで、「継続的なPRが可能なのか」「商材の魅力が十分にアピールできるか」などが分かります。
例えば、アンバサダーとしてインフルエンサーを起用した場合、投稿頻度が高いと積極的に商品をPRしてくれると考えられます。
また、コンテンツの質が高いインフルエンサーに依頼すれば、ユーザーに商品の魅力が伝わる、訴求力の高いPRコンテンツを配信してくれるでしょう。
さらに、商材の強みによって、PRに適しているコンテンツも変わってきます。
機能性や使い方をアピールしたいなら、動画の撮影や編集が得意とするインフルエンサーへ依頼するといいでしょう。しかし、商材の雰囲気や世界観をアピールしたいなら、写真の撮影が得意なインフルエンサーへお願いした方が、より商材の魅力をアピールできます。
インフルエンサーの投稿内容を見て、PRしたい商材や施策の目的に合ったインフルエンサーを選びましょう。
エンゲージメント率|閲覧・いいね・シェア
エンゲージメント率とは、投稿に反応したユーザーの割合です。インフルエンサーの発信に対してどのくらいの数のユーザーが閲覧・いいね・シェアなどで反応したかで、平均エンゲージメント率が変化します。
エンゲージメント率の高い投稿は、より多くの人に広がるので注目を集めやすくなります。効果的なPRをするためには、インフルエンサーの投稿が高いエンゲージメント率を出しているかが重要です。
ただし、フォロワー数が多ければ良いということではありません。フォロワー数が多くなくても、投稿を見る人がしっかりと反応し、興味を持つことが大切です。
インフルエンサーを選ぶときは、投稿に対するエンゲージメント率の高さに注目しておきましょう。
コメントの質|信頼関係を構築できているか
ファンとの信頼関係を築けているインフルエンサーには、質の高いコメントが集まりやすくなります。投稿に対してポジティブなコメントが集まっているかについても注目しておきましょう。
たとえば、インフルエンサーの何気ない投稿に対して、共感や応援のコメントが多く集まるのであれば、ファンとの信頼関係を構築できている可能性が高いです。
ファンとの信頼関係が構築できているインフルエンサーは、ファンから良い印象を持たれています。インフルエンサーの印象が商材にも反映され、商材のイメージアップが期待できます。
フォロワー数|リーチできる総数
フォロワー数は、インフルエンサーの影響力の大きさを決める重要な数です。インフルエンサーには、フォロワー数1万人未満のナノインフルエンサーから、100万人を超えるメガインフルエンサーまで存在します。
基本的に、フォロワー数が多いほどインフルエンサーの影響力は大きくなります。リーチできるユーザー数の総数が多く、より多くの人にPRすることができるからです。
ただし、中にはフォロワーやコメントを金銭で購入するインフルエンサーもいます。フォロワー数だけでインフルエンサーを選ぶのではなく、エンゲージメント率や投稿内容も確認するようにしましょう。
フォロワー層|性別や年代、興味関心
フォロワー層とは、フォロワーの性別や年代、居住地域、興味関心などの情報です。それぞれのインフルエンサーのフォロワー層を把握することで、PRの施策を立てやすくなり、目的に合うインフルエンサーを起用できます。
しかし、フォロワー層はインフルエンサーによってさまざまななので、判別が難しいことがほとんどです。フォロワー層とターゲット層がずれると、期待する宣伝効果が得られません。
インフルエンサーのフォロワー層を分析するには、キャスティング会社に相談する方法があります。キャスティング会社はインフルエンサーやそのフォロワーの詳細なデータを持っているので、手間をかけず、フォロワー層の情報を得られます。
また、インフルエンサーとの仲介も可能なので、商材にマッチするフォロワーを持つインフルエンサーを紹介してもらうことも可能です。
過去のPR投稿内容|商材の魅力を引き出せているか
インフルエンサーを選ぶときは、過去のPR投稿を調査してみましょう。「自社の商材の魅力を引き出せるか」「ターゲット層とマッチしているか」などをリサーチできます。
過去のPR投稿内容をチェックするときは、以下3つのポイントに注目しましょう。
- ・世界観が合っているか
- ・PR投稿のクリエイティブの質は十分か
- ・ユーザーへの訴求力が強い投稿になっているか
また、炎上につながる恐れのある「ステマ(ステルスマーケティング)」をしていないかについても調べておくと安心です。
インフルエンサーによる過去のPR投稿からは、起用した場合にどのようなPR投稿をしてもらえるのかが予想できることがあります。企業の目的に合う投稿をしてもらえるかの判断材料にもなるでしょう。
インフルエンサーを選ぶときの注意点
インフルエンサーを選ぶときの注意点は以下の4つです。
- ・エンゲージメント率が高いかどうか
- ・フォロワー数やコメントの偽り
- ・企画力の高いインフルエンサーを選ぶ
- ・商材や目的にあったインフルエンサーを選ぶ
それぞれ解説します。
エンゲージメント率が高いかどうか
エンゲージメント率とは、いいねやコメントなど投稿に反応したユーザーの割合を指します。投稿に対するエンゲージメント率の高さはPR効果に大きく影響する指標です。
エンゲージメント率が高いことは、多くのユーザーに注目されていることや、熱心なファンがいることを示しています。
また、1つの投稿に対するエンゲージメント率だけでなく、平均エンゲージメント率が高いインフルエンサーへの依頼はより信頼性が高まります。
PR投稿は普段の投稿よりリーチ数が低くなる傾向があるため、過去のPR投稿の平均エンゲージメント率が高くない場合は期待するPR効果が得られないかもしれません。
なので、インフルエンサーを選ぶときは高いエンゲージメント率を得られているかを事前にチェックしておきましょう。
フォロワー数やコメントの偽り
フォロワーやコメントをお金を払って取得し、フォロワー数やコメントを偽っているインフルエンサーには注意が必要です。
ファンを偽っている場合、フォロー数もコメント数も多く、人気があるように見えます。しかし、フォロワー数やコメントを偽っているインフルエンサーにPRを依頼しても、話題になりにくく、訴求力が乏しいため売上や広告効果のアップは期待できません。
フォロワー数やコメントを偽っているアカウントには、以下のような特徴があります。
- ・エンゲージメント率が異様に低い
- ・フォロワー数の増減が激しい
- ・不自然なコメントが多い
インフルエンサーを起用するときは、エンゲージメント率やコメントの質などから、フォロワー数を偽っていないか調査しておきましょう。
企画力の高いインフルエンサーを選ぶ
インフルエンサーにPR依頼するときは、企画力の高いインフルエンサーを選びましょう。
企画力が高いインフルエンサーは「どのような企画だとファンの心を掴めるか」「これを取り入れるとより良くなるのではないか」と考えて企画に取り組んでくれます。そのため、商材の魅力や強みを最大限にアピールできる企画内容で商材を紹介してもらえるのです。
企画力の高いインフルエンサーのキャスティングが難しいという企業は、キャスティング会社に依頼して、自社に相応しいインフルエンサーを紹介してもらうといいでしょう。
商材や目的にあったインフルエンサーを選ぶ
インフルエンサーを選ぶときは、「そもそも商材や目的に合致しているか」が大切です。
インフルエンサーの影響力を示すうえで、フォロワー数やエンゲージメント率の高さも重要ですが、商材や目的にあっていなければ意味がありません。
たとえば、新作の化粧品をPRしたいときに、アウトドアについて発信しているインフルエンサーにPRを依頼しても、ファンには響かないでしょう。どれだけ多くのフォロワーがいたとしても、発信者のコンセプトが商材にあっていなければ訴求力を持たないからです。
PR効果を高めるためには、企業の商材や目的、ブランドなどが、インフルエンサーとファンの特性にあうかを考慮して、自社に最適なインフルエンサーを選びましょう。
インフルエンサーを探す3つの方法
インフルエンサーを探す方法は以下の3つです。
- ・SNSでインフルエンサーを見つける
- ・プラットフォームやツールを利用する
- ・キャスティング会社に依頼
それぞれ解説します。
SNSでインフルエンサー見つける
現在は、さまざまなインフルエンサーがSNSを使って発信しています。SNSの検索機能の活用はインフルエンサーを探しやすいメジャーな方法です。
SNSには検索機能やハッシュタグがあり、自社が求めるインフルエンサーのアカウントを探しやすくなっています。目的のインフルエンサーが見つかれば、DM(ダイレクトメッセージ)で本人と直接連絡をとり、交渉や相談をすることが可能です。
SNSを使う方法は仲介業者やインフルエンサー事務所を介さないのでキャスティングコストの大幅な削減が期待できるでしょう。
しかし、自社で直接依頼する場合は交渉のためのノウハウが求められます。PR内容や報酬、イメージのすり合わせなどの業務を自社のみで進めなければならず、キャスティング経験のない企業には難しい方法です。
プラットフォームやツールを利用する
プラットフォームやツールを利用してインフルエンサーを探す方法もあります。フォロワー数や拡散数などSNSより分かりやすく、効率的に求めるインフルエンサーを探せるのがメリットです。
プラットフォームを利用する場合、企業はプラットフォームに登録しているインフルエンサーの中から、希望に沿った人物を選ぶことができます。そのため、膨大な数のSNSや動画をリサーチすると言いった手間をかけずに、商材と相性の良いインフルエンサーをリストアップすることが可能です。
また、インフルエンサーとの連絡や管理、投稿の効果分析を行うツールなどもあります。ツールによっては、インフルエンサーを募集できる機能もあるため、効率よくインフルエンサーへ依頼することができるでしょう。
ただし、プラットフォームやツールを利用する場合は、一定以上の利用料金が発生します。また、使用したからといって必ずインフルエンサーを見つけられるわけではありません。
全ての作業を自社で行うのと比較すると、負担は大きく軽減されますが、インフルエンサーの選定やスケジュール管理、効果分析などは、自社で行わなければいけません。そのため、ある程度の知識やリソースは必要となってくる点に注意しましょう。
キャスティング会社に依頼
企業の施策に合うインフルエンサーを選ぶために、キャスティング会社に依頼する方法があります。キャスティング会社とは、企業とインフルエンサーの橋渡し役として、交渉から契約までの業務をサポートしてくれる仲介会社です。
キャスティング会社はインフルエンサーに関する情報を持っており、企業や商材に合うインフルエンサーを提案してくれます。また、インフルエンサーとの契約交渉や必要書類の作成、契約成立までをサポート業務をまとめて代行してくれるので、キャスティング経験がない企業でも安心です。
キャスティング会社への依頼には仲介手数料が発生しますが、少ない手間で最適なインフルエンサーと契約できるので、費用対効果が高い方法といえるでしょう。
【媒体別】インフルエンサーマーケティングの特徴
インフルエンサーマーケティングは、利用するSNSによって特徴が異なります。現在マーケティングに使われる主な媒体は以下の4種類です。
- ・YouTube
- ・TikTok
- ・X(旧Twitter)
媒体別にマーケティングの特徴を解説します。
YouTube:動画
YouTubeの最も大きな特徴は、動画による発信ができる点です。動画配信に特化しているため、発信内容が伝わりやす幅広い層のユーザーに親しまれています。YouTubeで活躍するインフルエンサーはそれぞれジャンルに特化しており、商品やブランドに合ったターゲティングが可能です。
他のSNSよりも長時間の動画投稿が可能なので、PR内容が複雑な商材でもユーザーに理解してもらいやすいというメリットがあります。
基本的に公開された動画はYouTubeに残るので、一度PR広告が流れれば、動画が公開されている期間は宣伝効果は継続します。
TikTok:動画
TikTokは動画で発信するSNS媒体です。YouTubeよりも動画が短いことが特徴で、動画が短い分最後まで見てもらいやすいというメリットがあります。
BGMに合わせたテンポの良い投稿が話題を集めやすく、TikTokでは、動画を見たユーザーの反応が多いと、「おすすめ」の動画欄に載り広く拡散されていきます。
TikTokに投稿する動画の最適な秒数は「15秒」です。TikTokのユーザーは、テレビやYouTubeと違って気軽に視聴できる動画を求めているため、PR方法を線密に考える必要があります。
Instagram:写真やイラスト
Instagramは、画像を中心として投稿するSNSです。ショート動画やストーリーなどの機能で動画投稿も可能ですが、基本的には画像投稿で発信します。
Instagramでマーケティングするときは、写真やイラストを用いて、いかに商品や商材を魅力的に見せるかがポイントです。なので、PRの対象はサービスよりも商材のような「物」が適しています。
Instagramは、男女問わず多くのユーザに使用されており、保存やリツイート、コメントなどの機能が備わっていることでPR広告しやすい媒体と言えます。
ただし、拡散力は他の媒体よりも劣るため、広い拡散ではなくターゲットを絞るときに活用するとよいでしょう。
X(旧Twitter):テキスト、リンク、画像・動画
X(旧Twitter)は、文章作成を中心としたSNSで、個性的な文章や有益な発信をするインフルエンサーが人気を集めています。
Twitterの投稿は、いいねやRT(リツイート)でフォロワーにシェアされる仕組みを持っており、SNSの中でも拡散力が非常に高いSNSです。また、いいね数やコメント数などを簡単に確認でき、エンゲージメント率を簡単に分析できます。
投稿方法はテキストだけでなく、画像や動画、リンクも使えるので、バラエティに長けたPRができることもメリットです。
ただし、高い拡散力が原因で炎上しやすいという側面もあるので、注意しましょう。
まとめ
自社の商材のPRにインフルエンサーを起用するときは、フォロワー数やコメントの質、企画力の高さなどに注目して選びましょう。
特に、「エンゲージメント率は高いか」「フォロワー数を偽っていないか」などのポイントに注目しておくと、キャスティングの失敗を少なくできます。
インフルエンサーのキャスティング経験がない場合は、キャスティング専門の株式会社クロスアイにご相談ください。
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