CMにタレントを起用する理由を解説!起用するときのポイントや費用も紹介
多くのテレビCMや広告などには、有名タレントが起用されています。CMは幅広い層に繰り返し視聴されるので、認知度やブランドイメージのアップ、話題の獲得などにつなげられるでしょう。
タレントを起用したCMは、さまざまな企業でプロモーション戦略として採用されています。これから自社の広告に力を入れる企業には「CMへのタレント起用で得られる効果知りたい」と考える方もいるのではないでしょうか。
この記事では、CMにタレントを起用する理由や起用するときの注意点などを解説します。タレントのキャスティング方法とおすすめのキャスティング会社も紹介しますので、CMにタレント起用を考えている方はぜひ参考にしてください。
CMにタレントを起用する5つの理由
CMにタレントを起用する理由は以下の5つです。
- ・知名度や認知度がアップ
- ・ブランドイメージが向上
- ・注目され、話題になる
- ・ファンに購入してもらいやすくなる
- ・社員のモチベーションが上がる
1つずつ詳しく解説します。
知名度や認知度がアップ
有名なタレントをCMに起用すると、企業や商品の認知度アップが見込めます。タレントはすでに広い層に認知されているため、新商品のCMに起用すれば、一般消費者の印象に残りやすくなるのです。
「あのタレントがCMしていたな」というように、商品とタレントが紐づけられるとさらに認知度アップや興味を持ってもらえるでしょう。その結果、商品やサービスが購入されやすくなります。
また、有名なタレントが出演するCMはメディアやSNSなどにも取り上げられます。CM以外でも企業や商品の情報が多くの人に届けられるため、知名度や認知度はさらにアップできるでしょう。
ブランドイメージが向上
CMへのタレント起用は、自社ブランドのイメージ向上にも良い影響があります。好感度のあるタレントをCMに起用すると、起用したタレントの人気やポジティブなイメージがそのまま反映されます。商品やサービスだけでなく自社に対しても良いイメージを持ってもらえるでしょう。
人気タレントがCMに出ていると、「好きな女優と同じものを使いたい」「あのタレントが使っているなら良い商品だろう」という心理が働きます。タレントのイメージと自社商品やサービスの印象がリンクすると、ブランドイメージが向上するのです。
ブランドイメージが向上し、消費者はCMの商品やサービスに魅力を感じるようになれば実際の購入につながるでしょう。このように、ブランドイメージの向上にはタレントのCM起用は効果があるといえます。
注目され、話題になる
起用されるタレントが有名なほど、CMの宣伝効果が高まります。話題のタレントが出ているだけで注目が集まり、話題になりやすいからです。
テレビCMであれば幅広い世代の目に留まりやすく、SNSの広告では若い世代を中心に広く注目されます。さまざまなメディアに取り上げられれば、より注目を集められ話題になるでしょう。
注目度や話題性が高まれば、商品やサービスを購入してくれる人が増えます。CMに好感度のあるタレントを起用すると、注目や話題を集めることで商品購入が加速するという効果も得られるのです。
ファンに購入してもらいやすくなる
CMにタレントを起用すると、ファンからの商品購入やサービスの契約につながりやすくなります。「応援するタレントと同じ商品を使いたい」と感じるファンは多いでしょう。
とても素晴らしい商品を広告しても、CMの宣伝効果が低いと売上や知名度の向上は狙えません。タレントをCMに起用することで、ファンから商品やサービスの購入が増え、確実な売上アップが狙えるのです。
世界的に有名なタレントは、ファン層がさらに広がります。CMに起用するタレントの人気が高いほど、より多くのファンから確実に商品を購入してもらえるでしょう。
社員のモチベーションが上がる
CMへのタレント起用は、社員のモチベーションアップの効果もあります。タレントを起用すると商品やサービスの購入が増え、売上の向上が見込めるでしょう。
売上がアップすると、社員への還元が増えて、社員のモチベーションが高まります。還元された分だけやる気を出して、さらに結果を残そうと生産性の高い仕事をこなしてくれるようになるのです。
また、「自分の会社にタレントが出演している」や「自分の企業はタレントを起用できる力がある」と誇りをもって働いてくれることも期待できます。
このように、CMのタレント起用は、企業で働く社員のモチベーションが上がり業績アップにもつながるのです。
知っておこう!タレントを起用するときのポイント
CMにタレントを起用するときのポイントは以下の3つです。
- ・商品イメージと合うタレントを選ぶ
- ・目的やイメージのすり合わせを行う
- ・SNSやWeb広告も運用する
1つずつ解説します。
商品イメージと合うタレントを選ぶ
CMにタレントを起用するときは、商品やサービスのイメージに合うタレントを選びましょう。起用されるタレントが有名であることは大切ですが、訴求したいイメージからずれていると商品やサービスの購入にはつながりません。
たとえば、20~30代女性向けの化粧品をPRする場合、同じ年代の女性タレントを選ぶことで購入数は増加しやすくなります。商品イメージに合うタレントの起用で、消費者から興味や共感を持ってもらうことがポイントです。
タレントが宣伝している商品と同じ商品を使いたいと感じてもらうために、CMに起用するタレントはしっかり厳選しておきましょう。
目的やイメージのすり合わせを行う
タレントを起用してCMを制作するときは、目的やイメージのすり合わせをしましょう。入念なすり合わせをしないままCM制作を進めると、商品の購入や認知度のアップにつながりません。
たとえば、商品の認知度または売上アップなど、何を目的にするのかによって、表現方法が変わります。どういうイメージのCMを制作したいのか、タレント本人と共有する必要があるでしょう。
また、細かなことでも、入念に目的やイメージのすり合わせをすることが重要です。CMの制作が進んでから「目的とイメージがまったく違う」という事態にならないように、企業とタレント間で細かい点まで十分にすり合わせをしておきましょう。
SNSやWeb広告も運用する
タレントを起用したプロモーションを展開するときは、SNSやWeb広告を同時に運用することも大切です。近年はインターネットの普及が目覚ましく、SNSやYouTubeなどが大きな影響力を持っています。
とくに若い年代の人ほどSNSから情報を収集し、気になったものをネット購入する傾向にあります。若い世代を中心とした人に自社の商品やサービスを宣伝するなら、SNSやWeb広告を積極的に活用するとよいでしょう。
ただし、明確に宣伝だと打ち出さずに広告を打ってしまう「ステルスマーケティング」には注意が必要です。CMにタレントを起用しても、反則行為に該当してしまうと炎上の危険性があります。
炎上すると商品が売れなくなってしまうので、SNSやWeb広告は慎重に運用しましょう。
CMにタレントを起用するときの注意点
CMにタレントを起用するときの注意点は以下の4点です。
- ・競合他社とタレントが被る場合がある
- ・タレントの知名度を考慮する
- ・契約期間は「一年間」が多い
- ・タレントによっては企画NGがある
それぞれ解説します。
競合他社とタレントが被る場合がある
タレントの選定では、希望するタレントが競合他社と被ってしまうことがあります。新商品のイメージに合う人気タレントや旬なタレントを選ぼうとすると、どうしても同じタレントを選んでしまいやすいのです。
競合他社とかぶってしまうと、CMの宣伝効果が薄まってしまいます。売上や知名度の拡大が期待できないかもしれません。また、交渉の条件によっては契約してもらえない可能性もあります。
自社商品の売上や知名度アップの手段として、CMにタレントを起用するのはどの企業でも同じです。キャスティングが被ることも想定し、他のタレントも検討しておくとよいでしょう。
タレントの知名度を考慮する
CMに起用するタレントを選ぶときは、そのタレントの知名度を考慮しましょう。タレントの知名度が、広告の効果や企業へのイメージも左右することがあるからです。
起用するタレントの知名度が高いと、宣伝効果が高まって注目を集め、売上の向上につながりやすくなります。人気のあるタレントは企業のブランド力が向上し、消費者に良い印象を持ってもらえます。
もしタレントに不祥事が起きて炎上してしまうと、商品やサービスへの印象は下がってしまうので注意が必要です。また、そもそも知名度が高くないタレントを起用すると、広告の効果が得られない可能性もあります。
契約期間は「一年間」が多い
タレントとCM契約を結ぶ場合、契約期間は基本的に「一年契約」が多いです。契約期間中は、タレントの出演するCMを放送できたりタレントの映像素材を使用できたりします。
契約期間が過ぎると、起用したタレントのCM放映が終了し映像素材も使用できなくなります。継続してCMを流すためには再契約が必要です。
CMによるプロモーションが終了すると、商品やサービスの購入も鈍化してしまいます。そのまま再契約を結ぶか、他の契約へ移るかを決める必要があるでしょう。
CMにタレントを起用する場合は「一年契約」が多いことに注意しておいてください。
タレントによっては企画NGがある
商品の特性を演出する企画を提案しても、起用したいタレントからNGが出ることもあります。
タレントは長年かけて作ってきたイメージがあります。そのため、イメージが崩れてしまう可能性がある内容だと断らざるを得ないのです。特に、お笑い企画や、肌の露出、歌・ダンスなどの内容は注意が必要です。
タレントによってできる企画が異なるため、CMにタレントを起用する場合は、事前に細かい確認をするようにしましょう。
タレントをCM起用する費用相場
タレントをCMに起用する場合、タレントのジャンルによって費用相場が決まります。
タレントのジャンル別による費用相場は、以下のとおりです。
ジャンル | 出演料 |
俳優・女優 | 50万円~1憶円 |
歌手・ミュージシャン | 50万円~1憶円 |
アイドル | 30万円~5000万円 |
芸人 | 30万円~1億円 |
モデル・グラビアアイドル | 30万円~1500万円 |
(※年間契約の場合)
俳優や女優、音楽関連のタレントは費用が高い傾向にあります。一方で、アイドルやモデル、グラビアアイドルなど費用上限は他のジャンルよりも低い傾向です。また、芸人の場合は新人から大御所までのキャリアによって費用に幅があります。
このように、CMにタレントを起用するときには、最低でも数十万円~1億円以上の費用が必要です。起用したいタレントがいても、想定外に費用が高くて起用できないこともあり得ます。必ず事前に予算を決めておきましょう。
タレントをキャスティングする方法
タレントをキャスティングする方法は、「キャスティング会社へ依頼」と「芸能事務所へ直接依頼」の2つあります。
キャスティング会社とは、企業とタレントの間に立ってキャスティング業務をサポートしてくれる専門企業です。キャスティング会社に依頼する場合、CMに適したタレントの提案から必要書類の作成、契約交渉まで、ほとんどの工程を依頼できます。キャスティングの経験がない方でも、安心してタレントをCMに起用できるでしょう。
一方、芸能事務所へ直接依頼する方法は、直接キャスティング依頼するので、仲介手数料がかかりません。芸能事務所と直接交渉ができると、費用や企画内容の交渉がしやすくなることもメリットです。
ただし、芸能事務所への直接交渉にはキャスティングの実績や高い交渉スキルが求められます。ある程度のキャスティング経験がないと、契約交渉がうまく進まない可能性もあります。
キャスティングの経験がない方や自信がない方は、キャスティング会社に依頼すると良いでしょう。
CMにタレントを起用するなら「株式会社クロスアイ」
CMにタレントを起用したい方は、株式会社クロスアイへご相談ください。株式会社クロスアイは「日本一芸能に詳しいキャスティング会社」として、CMにタレントを起用するサポートをしています。
専門家やインフルエンサー、YouTuberなどのキャスティングも対応可能です。その他にも、CM映像制作、さらにはYouTube運用まで代行します。
また、各企業の課題の明確化から、タレント人選、PR戦略の選定、タレントへの交渉までを一括でお任せいただけます。社内には自身もタレントやインフルエンサーとして活動経験のあるスタッフがいるので安心です。
「CMにタレントする方法が分からない」方や「依頼や契約に不安がある」方は、お気軽に株式会社クロスアイへご連絡ください。いつでも無料でご相談を承ります。
まとめ
テレビCMやSNSのWeb広告には、さまざまなタレントが起用されています。CMのタレント起用は話題を作りやすく、商品やサービスの知名度アップが可能です。
CMにタレントを起用すれば、タレントの人気に引っ張られて、企業の好感度も向上しやすくなります。商品やサービスのブランド力や好感度が上がれば購入してもらえる可能性が上がるでしょう。
タレントのキャスティングに不安がある場合は、タレントとの契約を代行してくれるキャスティング会社に相談してみるとよいでしょう。
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