フォロワー数で決まる!TikTok企業案件の料金相場や依頼方法
近年、TikTokで集客する企業が増えてきています。
TikTokの活用を検討するときに気になるのが、料金相場や依頼方法ではないでしょうか。
今回は、TikTok企業案件の料金相場や依頼方法を詳しく解説します。メリットやデメリットについても紹介しますので、新たな集客方法を検討している方は参考にしてください。
【料金相場】TikTokの企業案件を依頼
TikTokの企業案件にかかる費用は、「インフルエンサーのフォロワー数×単価」で決まります。具体的な料金相場は、以下の通りです。
インフルエンサーの種類 | フォロワー数 | 単価 |
メガインフルエンサー | 100万人〜 | 200万円~ |
ミドルインフルエンサー | 10万人〜 | 20万円~ |
マイクロインフルエンサー | 1万人〜 | 2万円~ |
単価の相場はフォロワー数によっても異なり、1フォロワーあたり1円〜4円です。
例えば、フォロワー数が20万人で単価が2円だった場合、依頼費用は40万円となります。
また、費用の算出方法は「フォロワー数×単価」の他に、「動画再生回数×単価」や「成果報酬」という形態もあるため、必ず事前に確認するようにしましょう。
企業案件の費用には、案件の内容や規模に応じて、以下のような費用も発生することがあります。
ギフティング費用 | インフルエンサーに商品を送るための配送料や商品自体の料金 |
交通費・宿泊費 | 場所をPRしてもらう場合の、現地までの移動費や宿泊費 |
ディレクション費用 | 企業案件の進行をキャスティング会社に依頼する場合のディレクション費用 |
プラットフォーム費用 | 企業とインフルエンサーをつなげるプラットフォームを利用するための費用 |
TikTokの企業案件に詳しい人材が社内にいない場合は、キャスティング会社に依頼することで企業案件の成功率を高められます。
キャスティング会社は、専門知識を持ったプロがインフルエンサーの選定から効果測定までの業務を一貫して代行してくれるため、初めての企業案件でも安心して依頼できるでしょう。
3つの依頼方法|TikTok企業案件
TikTokの企業案件を依頼する方法は以下の3つです。
- ・直接インフルエンサーに依頼
- ・所属事務所に連絡
- ・キャスティング会社を利用
それぞれ解説します。
直接インフルエンサーに依頼
1つ目は、直接インフルエンサーに依頼する方法です。
インフルエンサーに直接依頼する場合、事務所や仲介業者を通さないので、インフルエンサー本人と連絡が取りやすく、スムーズに交渉できます。また、インフルエンサーの選定にコストがかからず、費用を低く抑えることが可能です。
インフルエンサーとやり取りするときに、TikTokから直接メッセージを送ったり、プロフィール欄に「お仕事の依頼はDMでお願いします」と記載したりするケースが見られます。連絡するときは、簡潔かつ端的なメッセージを心がけましょう。提案文の内容が企業の印象を左右することもあるからです。
また、案件の内容が具体的に書かれていると、インフルエンサーが自社に興味を持つ可能性も高まります。ただし、直接の依頼では、自社に合うインフルエンサー選びに手間や時間がかかったり、契約でトラブルが発生したりするケースは少なくありません。
キャスティングの経験やノウハウがない企業にとって、直接の依頼は難しいでしょう。
所属事務所に連絡
2つ目は、インフルエンサーの所属事務所に連絡する方法です。
事務所を介すことで、企業側だけでなくインフルエンサー側も安心して契約の相談ができます。また、事務所がインフルエンサーとの間を仲介してくれるため、契約トラブルが起きにくいこともメリットです。
しかし、契約を成立させるには、専門的な交渉スキルやノウハウが必要とされます。キャスティング業務ばかりに時間を取られて、他の業務がおろそかになっては意味がありません。金銭的・時間的コストを節約したい場合は、専門のキャスティング会社に依頼するとよいでしょう。
キャスティング会社を利用
3つ目は、キャスティング会社を利用する方法です。
キャスティング会社とは、広告や宣伝などに起用するタレントや芸能人、インフルエンサーの選定を代行し、交渉や契約をサポートしてくれる会社です。キャスティング会社はインフルエンサーの経歴や実績などの情報を保有しているため、自社の企画に合う人材を提案してくれます。
また、以下の業務もキャスティング会社に依頼可能です。
- ・所属事務所との交渉
- ・インフルエンサー側とのスケジュール調整
- ・ディレクション業務
- ・効果測定の実施
- ・完了レポートの作成
一定の仲介料はかかりますが、キャスティング業務の時間と手間を省けるので、企業の負担が少なくなります。
「キャスティング経験がない」方や「キャスティングに関する業務を一貫して任せたい」方は、キャスティング会社に相談してみるとよいでしょう。
TikTokの企業案件とは「TikTokerに宣伝してもらうこと」
TikTokの企業案件とは、企業がTikToker(ティックトッカー)に自社商品の宣伝を依頼するマーケティング手法です。
TikTokerに広告を依頼することで、商品の使い方や使い心地をTikToker本人のアカウントで紹介してもらえるため、商品の認知や売上のアップが期待できます。TikTokは若者を中心に人気のSNSですが、最近では30〜40代の利用者も増えおり、ユーザー層の幅が広がってきています。
TikTokerにPRを依頼すれば、自社の商品と相性の良い層にターゲティングしやすく、ピンポイントでアプローチすることが可能です。
TikTokerの影響力は大きくなっているので、TikTokの企業案件は商品を効率的に宣伝したいときに有効的な手段といえます。
TikTokの企業案件を依頼する4つのメリット
TikTokの企業案件を依頼するメリットは、以下の4つです。
- ・ターゲットへの確度の高いアプローチができる
- ・ユーザー目線で商品の魅力が伝わる
- ・効率的に商品PRの拡散が可能
- ・広告感がないから受け入れられやすい
それぞれ解説します。
ターゲットへの確度の高いアプローチができる
多くのインフルエンサーは、自分の得意なテーマやジャンルを絞ってコンテンツを発信しています。そのため、自社の商品や目的に合ったインフルエンサーを選定できれば、ターゲット層に対して確度の高いアプローチができるのです。
たとえば、男性用化粧品のPRをしたいときは、美容系の男性インフルエンサーに依頼すると、ファンの共感を集め購入意欲をかき立てられます。
インフルエンサーのファンは、発信で使われている物やサービスに関心をもち、「私も同じものを使いたい」と感じます。ターゲットがずれていると、集客や販売促進は期待できません。
自社の商品にマッチするTikTokerを起用できれば、ターゲットに対して効率的かつ確実にPRできます。
ユーザー目線で商品の魅力が伝わる
TikTokerに商品PRを依頼すると、商品の使用感やメリットなどを詳しく投稿してくれるので、ユーザー目線で商品の魅力を伝えることが可能です。
ユーザーはそれぞれ好みのTikTokerの投稿を見ているので、TikTokerに対して親近感を抱いています。通常のPR広告よりも興味を持ちやすく、商品購入に前向きになってくれるのです。
また、TikTokerがユーザー目線で商品を紹介することで、ユーザーが「自分が使うとき」をイメージしやすくなります。PR広告ではメリットだけでなくデメリットや注意点も伝えてくれるので、ユーザーは商品の購入に自信を持てるでしょう。
一般的にデメリットの紹介は商品イメージが低下するリスクがありますが、インフルエンサーが正確な情報を発信すれば商品イメージのアップも期待できます。
効率的に商品PRの拡散が可能
人気のTikTokerは投稿のエンゲージメント率や再生回数が高く、多くのユーザーが見ています。そのため、TikTokerに広告塔を依頼すれば効率的に商品PRの拡散が可能です。
TikTokは短い動画が高回転で流れる性質を持つため、PRを最後まで視聴してもらえる可能性があります。また、「おすすめ動画」に動画が流れれば、動画が急速に拡散され、さらに多くの人に見てもらいやすくなるのです。
影響力の強いTikTokerが商品の感想を投稿すると、本人の影響力による1次拡散の後に2次拡散につながります。PR動画を見るユーザーが多くなるほど、話題性や認知度がアップし、商品購入につながることが期待できるでしょう。
2次拡散を狙うためには、フォロワーの好みを把握し、企業が売り出したい商品・サービスとマッチしているか把握する必要があります。
広告感がないから受け入れられやすい
TikTokerのPR投稿は、広告感を抑えられるので、ユーザーに受け入れられやすいこともメリットです。
企業のCMや広告は、「明らかな宣伝だから」という理由で信用しない人は少なくありません。商品がどれだけ良質だとしても、広告感が強いことが原因でどうしても敬遠されてしまうのです。
しかし、TikTokerに自社の商品をPRしてもらえば、自然に商品のアピールができます。広告感が薄れ、身近な存在であるTikTokerから商品を勧められると、ユーザーに受け入られる可能性が高いです。
認知度や人気、親近感のあるTikTokerの宣伝であれば、ユーザーは安心して商品を購入したくなるでしょう。
TikTokの企業案件を依頼する3つのデメリット
TikTokの企業案件を依頼するデメリットは、以下の3つです。
- ・持続性:効果はあくまでも一時的なもの
- ・炎上:イメージダウンにつながる可能性
- ・禁止行為:ステマと誤解されることもある
それぞれ解説します。
持続性:効果はあくまで一時的なもの
TikTokの企業案件による効果は一時的で、PR動画が配信されている期間に限られます。TikTokに投稿される動画は回転率が速く、すぐに次の流行りに移ってしまうからです。
企業案件が終了すると、フォロワーが減少したり売上が停滞したりするため、継続的に施策を講じる必要があります。
炎上:イメージダウンにつながる可能性
TikTokは拡散力が高く、PR広告を幅広いユーザーに届けられる反面、TikTokerの言動やコンテンツの内容が炎上する可能性があります。
TikTokerに依頼したPR広告が炎上すると、すぐにネット上で拡散され、企業や商品のイメージが悪化してしまうかもしれません。影響力が強いTikTokerほど、炎上リスクも大きいことを考慮しておきましょう。
PRをTikTokerに依頼するときは、過去に不祥事や不適切な投稿がないかなどを把握しておくことで炎上リスクを下げられます。
禁止行為:ステマと誤解されることもある
ステマとは「ステルスマーケティング」の略で、宣伝であることをユーザーに隠してPR広告を投稿する行為です。インフルエンサーマーケティングにおいて禁止行為として扱われています。
TikTokにPR投稿を依頼すると、商品のPR広告が普段の投稿に紛れるので、広告だと認識されずステマと誤解されることもあるのです。
もしステマをしたりステマだと誤解されると炎上してしまうおそれがあります。炎上が原因で商品や企業のイメージが悪化してしまうかもしれません。
TikTokerに商品をPRしてもらうときは、「#PR」や「#タイアップ」といったハッシュタグなどを活用し、宣伝であることを明確にしておきましょう。
インフルエンサーの選び方|TikTok企業案件
TikTok企業案件のインフルエンサーを選ぶポイントは以下の3つです。
- ・フォロワー層とターゲットの一致
- ・エンゲージメント率の高さ
- ・案件の予算に合うか
それぞれ解説します。
フォロワー層とターゲットの一致
企業案件を依頼するインフルエンサーを選定するときは、フォロワー層とターゲットが一致させることが重要です。
インフルエンサーによって得意なジャンルや発信方法が異なり、フォロワー層の特色もさまざまです。フォロワー層とターゲットを一致させることで効率的にアプローチできるので、高いPR効果を期待できるでしょう。
フォロワー層とターゲットが一致していないと、PR広告の拡散されず、商品の購入につながりにくくなってしまいます。
エンゲージメント率の高さ
エンゲージメント率とは、ユーザーが投稿に対して「いいね」や「コメント」といった反応した比率のことです。エンゲージメント率が高いことは、投稿が多くのユーザーに反応され注目を集めていることを表します。
TikTokの企業案件は「どれだけの人に見られ興味を持ってもらえるか」や「商品購入につなげられるか」が重要です。エンゲージメント率はこれらを判断するうえで、大切な指標となります。
また、エンゲージメント率は直近の投稿だけでなく、過去の平均エンゲージメント率にも注目しておくとよいでしょう。平均エンゲージメント率が高いインフルエンサーは、長期にわたって高いPR効果を出してくれることが期待できます。
案件の予算に合うか
インフルエンサーによって、依頼費用は異なります。フォロワー数や人気によって、インフルエンサーのキャスティング費用が数万から数百万円も違うことは少なくありません。
たとえば、フォロワー単価が2円の場合、100万人を超えるインフルエンサーの費用は200万円になります。それに対し、フォロワーが1万人のインフルエンサーは、費用が2万円です。
イメージに合うインフルエンサーがいたとしても、予算に合わない契約を結んでしまうと、費用対効果が低くなるおそれがあります。
インフルエンサーを選ぶときは、自社との相性やエンゲージメント率、フォロワー数だけでなく、案件の予算に合っているかを十分に考慮しましょう。
まとめ
TikTokerは大きな影響力を持っているので、企業案件の広告塔として起用すれば、商品の認知度や売上アップが期待できます。
TikTokの動画は拡散力があり、投稿されたPR広告を見た人が多くなれば商品が購入されやすくなるのです。高いPR効果を出すためには、商品に合うインフルエンサーを選ばなければなりません。また、フォロワー層とターゲットを一致させることも必要です。
「キャスティング方法が分からない」方や「TikTokerとの契約交渉が不安」という方には、キャスティング会社に依頼する方法があります。
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株式会社クロスアイは無料で相談も可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。