男性モデルのキャスティング方法|費用相場と依頼先の選び方を徹底解説

男性モデルをキャスティングするとき、「条件に合った人が見つからない」「キャスティングの仕方がわからない」と悩む方は多いのではないでしょうか。
女性モデルに比べ、男性モデルの数は少なく、キャスティングが行きづまる傾向にあります。予算や求めるイメージにマッチする男性モデルを選ぶには、契約のポイント、依頼ルートごとの違いを理解しておくことが必要です。
この記事では、男性モデルをキャスティングするための基本的な探し方を解説します。さらに、費用相場や依頼時の注意点、依頼先の選び方まで紹介するので、ぜひ参考にしてください。
男性モデルのキャスティングが難しい理由

男性モデルのキャスティングが難しいと言われるのは、単に“人数が少ない”という理由だけではありません。男性モデルは女性に比べてそもそもの供給が少なく、さらに事務所のジャンルも偏りがちです。とくにファッション系に特化した事務所が多いため、広告やWebCM向きのモデルを探すと候補が限られてしまいます。
さらに、男性モデルは案件によって求められる条件の幅が狭く、身長・雰囲気・清潔感など、企業イメージに合うかどうかの基準が細かく設定されることが多いです。そのため、いざ候補者を見つけても、スケジュールが合わなかったり、契約条件が合わずに再度探し直しになるケースも珍しくありません。
こうした複合的な理由から、男性モデルのキャスティングは経験やノウハウがないとスムーズに進みにくいと言われています。
3つの方法|男性モデルをキャスティング

男性モデルをキャスティングする方法は、以下の3つです。
- ・モデル事務所へ直接連絡
- ・キャスティング会社へ依頼
- ・SNSで探す
それぞれのメリット・デメリットを踏まえ、詳しく解説します。
モデル事務所へ直接連絡
キャスティングしたいモデルが決まっており、そのモデルが事務所に所属している場合、モデル事務所へ直接問い合わせる方法があります。事務所の公式サイトにある、お問い合わせフォームやメール窓口などから依頼してみましょう。
仲介会社を挟まないため手数料がかからず、費用を抑えられる点は大きなメリットです。一方で、出演交渉やスケジュール調整、撮影当日までの細かな段取りはすべて自社で行う必要があります。キャスティング業務に慣れていない場合は、対応が負担になりやすいため注意が必要です。
キャスティング会社へ依頼
キャスティングの経験やノウハウがない場合は、キャスティング会社に依頼しましょう。自社の希望に沿ったモデルの提案や、自社とモデル本人・モデル事務所との仲介役として交渉を手伝ってくれます。
さらに、撮影当日の立ち会いや現場サポート、契約手続きや事務処理など、キャスティングに関わる一連の作業をサポートしてくれるため、安心して進めることができます。
仲介手数料がかかってしまいますが、プロの意見を聞きながら企画を進行でき、キャスティングにかかる工数を減らせることは大きなメリットです。
また、条件交渉や契約内容の抜け漏れを防ぐこともでき、トラブルを防ぐことも可能です。とくに、キャスティングに不慣れな担当者にとっては大きな助けになるでしょう。
SNSで探す
SNSはコミュニケーションツールとして広く利用されており、近年は仕事の依頼もSNSのDM(ダイレクトメール)を通じて行われるケースがあります。
直接オファーする形になるため、仲介料がかからず、スピード感を持って対応することが可能です。また、モデル本人に直接、依頼の意図を伝えられるため、より目的に合ったPR活動を実施できるでしょう。
一方で、直接やりとりすることによって、交渉やスケジュール調整、撮影場所の手配など、自社で行わなければいけない作業が発生します。金銭や契約に関するトラブルも自社の責任となり、キャスティングにかかる労力が大きくなる点に注意が必要です。
モデルキャスティングにおける流れについて詳しく知りたい方は「モデルキャスティングとは?費用相場やモデル手配の流れも紹介」もご覧ください。
男性モデルのキャスティング費用相場

男性モデルをキャスティングするときの費用は、モデルの所属事務所や使用目的によって異なります。事務所所属モデルとフリーランスモデルの費用相場は、以下の表のとおりです。
| 種類 | 事務所所属モデル | フリーランスモデル |
| スチール撮影 | 4万円〜/1日 | 2万円〜/1日 |
| ムービー撮影 | 4万円〜/1日 | 2万円〜/1日 |
| イベント出演 | 2万円〜/1日 | 1.5万円〜/1日 |
| SNS投稿 | 5千円〜/1投稿 | 2千円〜/1投稿 |
事務所所属モデルは、スケジュール管理や事務手続きがしっかりしている分、フリーランスより費用が高くなる傾向があります。一方、フリーランスは比較的リーズナブルに依頼できるため、SNS投稿などライトな案件ではとくに差が出やすいです。
また、撮影や投稿の費用は、肖像の使用期間や使用媒体によって変動することも一般的です。同じ1日の撮影でも、使用期間が長くなるほど金額が上がるケースが多いため、依頼前に条件を明確にしておくことが大切です。
モデルキャスティング時の注意点

男性モデルに限らず、キャスティングでは契約やスケジュールなど実務面で注意すべきポイントがいくつかあります。担当者がとくに押さえておきたい代表的な注意点は、以下の2つです。
- ・契約・権利の取り扱いトラブル
- ・スケジュールと費用の調整ミス
それぞれ解説します。
契約・権利の取り扱いトラブル
モデルを起用するとき、とくに注意したいのが契約内容や権利の取り扱いに関するトラブルです。撮影した写真や動画は、使用できる媒体や期間が契約で細かく決められており、事前の取り決めが曖昧だと追加料金の発生や、使用停止を求められるケースがあります。
たとえば、「Web用だと思っていた素材をSNS広告にも流してしまった」「1年間の使用契約だったのに延長されていた」などは、実際に起きやすいトラブルです。
また、フリーランスモデルの場合は契約フォーマットが統一されていないことも多く、権利範囲を双方で正しく認識できていないまま進行してしまうリスクがあります。
使用目的・媒体・期間・二次利用の可否などは、依頼前に必ず明確にし、書面でも確認しておくことが重要です。
スケジュールと費用の調整ミス
モデルを起用する際は、まず撮影日までのスケジュール調整が重要です。モデルの予定は早い段階で埋まることが多く、とくに人気モデルは確保できる期間が短いため、候補選定から意思決定までスピーディに進める必要があります。
また、撮影が決定した後は、スタジオや撮影スタッフ、ヘアメイクなど多くの関係者と日程を合わせるため、どこか一つの調整漏れが全体の進行に影響します。
費用面でも、拘束時間・使用媒体・肖像の使用期間に加え、衣装代や交通費など、見積もりに含まれる項目を正確に把握しておかないと、後から追加費用が発生することもあるため注意が必要です。実際に「想定より高くなった」「延長料金を見落とした」といったケースもみられます。
こうしたトラブルを避けるためには、撮影前の段階から条件を整理し、関係者全員で細かく共有しておくことが大切です。
男性モデルは事務所よりキャスティング会社がおすすめ

男性モデルは在籍数が少なく、事務所ごとに得意ジャンルやモデルのタイプにも違いがあります。そのため、理想の人材を見つけたい場合は、キャスティング会社に依頼するのがおすすめです。「キャスティング会社がおすすめな理由」は、主に以下の3つです。
- ・事務所では扱えるモデルに限界がある
- ・複数事務所・フリーランスから選べる
- ・契約・法務・スケジュールまで一括で管理できる
それぞれ解説します。
事務所では扱えるモデルに限界がある
男性モデルは女性モデルに比べて在籍数が少なく、事務所ごとに得意ジャンルや在籍モデルのタイプにも偏りがあります。また、どの事務所も提案できるのは“自社所属のモデル”に限られるため、候補の幅にはどうしても限界があります。
そのため、求める条件が細かい案件ほど、ひとつの事務所だけでは理想に近い男性モデルが見つからないことも多いのが現実です。複数の事務所へ個別に問い合わせて比較する必要があり、担当者の負担が大きくなってしまいます。
こうした場面で頼れるのがキャスティング会社です。複数の事務所をまたいで候補を比較できるため、イメージに合う男性モデルを効率よく見つけやすくなります。
複数事務所・フリーランスから選べる
キャスティング会社を利用すると、複数のモデル事務所に加えて、フリーランスで活動する男性モデルにも一度にアクセスできるという強みがあります。男性モデルは、事務所所属・フリーランス・クリエイター寄りの発信者など活動スタイルが分かれやすく、ひとつのルートだけでは候補を網羅しきれないケースが少なくありません。
自社でInstagramやSNSを探し回る必要もなく、キャスティング会社が独自のネットワークから候補者をピックアップしてくれるため、工数をかけずに「こういう雰囲気の男性モデルが欲しい」という細かい希望にも対応しやすくなります。
また、フリーランスは事務所所属モデルに比べて比較的コストを抑えて起用できるケースも多く、限られた予算の案件でも柔軟に対応できる点は大きなメリットです。事務所・フリーランスそれぞれの強みを組み合わせながら、最適なキャスティングがしやすくなります。
契約・法務・スケジュールまで一括で管理できる
男性モデルは在籍数が少ないうえ、案件ごとに求められる条件が細かく変わりやすい傾向があります。また、事務所によって契約ルールや対応方針が大きく異なるため、出演契約・肖像使用期間・媒体範囲などの確認項目も増えがちです。
キャスティング会社を利用すれば、こうした 契約・法務のチェックからスケジュール調整、撮影当日のサポートまでを一括して任せられるのが大きなメリットです。事務所との交渉や書類対応を代行してくれるため、担当者の実務負担を大きく減らせます。
複数候補を同時に比較する場合でも、窓口が一本化されることで条件の抜け漏れや日程調整の混乱を防ぎやすく、キャスティングをスムーズに進められます。
キャスティング会社選びについて知りたい方は「【おすすめ】大手キャスティング会社5選!メリットや依頼する流れも解説」もご覧ください。
男性モデルをキャスティングするなら「株式会社クロスアイ」!

株式会社クロスアイは、「日本一芸能に詳しい会社」です。男性モデルはもちろん、タレント・インフルエンサー・YouTuberなど、年間で合計2,000件ほどの著名人をキャスティングしています。
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まとめ

男性モデルは在籍数が少なく、事務所ごとに得意とするジャンルも異なるため、理想のイメージに合う人材を探しにくいのが実情です。事務所への直接依頼やSNSでのオファーといった方法もありますが、比較検討やスケジュール調整、契約まわりの確認など、担当者の負担が大きくなりやすい点は否めません。
そのなかで最もスムーズなのがキャスティング会社の活用です。複数の事務所やフリーランス男性モデルを横断して候補を探せるため、幅広い選択肢の中から理想に近いモデルを見つけやすくなります。また、契約・法務・日程管理まで一括で任せられるため、実務上の抜け漏れも防ぎやすく、安心して進行できるのも大きなメリットです。
クロスアイでは、年間2,000件以上のキャスティング実績をもとに、男性モデルの選定から撮影当日のサポートまでワンストップで対応しています。男性モデルの起用をご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。