キャスティング会社って何する会社?芸能事務所や広告代理店との違いとは
このページではキャスティング会社の概要をわかりやすく紹介します!
キャスティング会社とは、タレントやインフルエンサーのような専門人材を企業のPR施策に起用する専門代理店のこと。
対応するPR施策は様々ですが、大きく分けると「広告」と「イベント」施策で利用されることの多い専門代理店です。
今回は、そんなキャスティング会社の概要を依頼するメリット・デメリットを踏まえながら紹介します。
ページの最後では、キャスティング会社の利用でよくある質問も紹介するので、ぜひ最後までお付き合いください!
キャスティング会社とは
キャスティング会社とは、タレント・インフルエンサーを集客宣伝施策に起用したい企業と、タレント・インフルエンサーが所属する芸能事務所の橋渡しをする専門代理店です。
橋渡しをする企業とタレント・インフルエンサーの種類は誰もが目にするテレビCMや学園祭・講演会までさまざま。
キャスティング会社が扱えるのはタレント・インフルエンサーだけではなく、以下のように多様な「人材」の仲介が可能です。
- アーティスト
- スポーツ選手
- 医師
- アナウンサー
- 講師
- 舞台・ミュージカル役者
- 漫画コンテンツ
- 絵師、歌い手
- エキストラ
- TikToker
また、ただ上記のような人材の仲介を行うだけではなく、企業の実施したい施策に合わせて人選を行ったりプロモーション施策の立案のサポートをしたりと、キャスティング会社に依頼することで実現する施策は多岐に渡ります。
キャスティング会社に発注する費用
キャスティング会社に発注する費用は、施策内容や起用するタレント・インフルエンサーによってさまざまです。
ただ、基本的には人材の仕入れ価格(芸能事務所、インフルエンサー事務所)に仲介手数料が上乗せされたものが発注費用となります。
発注費用の内訳は、多くの場合以下の通りです。
- タレント選定・オファー料
- 芸能事務所との契約書作成・締結料
- 施策実施までの芸能事務所との調整・交渉費用
- その他施策に関する備品費用など
もちろん、上記の内訳も施策によっては大きく異なることもあるので、費用に関しては依頼するキャスティング会社と都度相談・交渉することをおすすめします。
キャスティング会社に依頼するメリット
キャスティング会社に依頼するメリットは、以下の通りです。
- 全ての芸能人・インフルエンサーにオファーできる
- 施策にあった適任な人選をお任せできる
- 契約書の作成など面倒な作業を丸投げできる
それぞれ詳しく解説します。
全ての芸能人・インフルエンサーにオファーできる
キャスティング会社に手配をお願いすれば、考えうる限り全ての芸能人・インフルエンサーにオファーが可能です。
もちろん、人によっては仕事のスケジュールが取れなかったり、起用金額が高かったり施策に起用できないこともありますが、オファーをかけること自体はキャスティング会社が実現してくれます。
キャスティング会社は、さまざまな芸能界・インフルエンサー界との独自の「パイプ」を持っているので、仕事のオファー方法がわからない芸能人とも繋がることができるんです。
ただし、キャスティング会社によっては「タレント専門」「インフルエンサー専門」のように、オファーできる人材を絞り込んでいることもあるので注意が必要です。
「あのタレントやアイドルにオファーできるのかな」と悩んだ際は、HPに実績を記載しているキャスティング会社のような、人材起用施策を総合的にサポートしてくれる会社を選びましょう。
施策にあった適任な人選をお任せできる
施策にあった適任な人選をまるっとお任せできるのも、キャスティング会社に依頼するメリットの一つです。
自社の商品やサービスにぴったりなタレント・インフルエンサーがわからない、もしくは自社に合いそうな人材をまとめて提案してほしいという方にキャスティング会社は独自の目線で適任の人選をしてくれます。
「自社の商品宣伝に最適な、目立つタレントを起用したい!」
こんな感じで丸投げしても、最低限の商品情報があれば複数名の人材を紹介してくれますよ。
場合によってはアニメキャラクターや声優の提案になることも。自社では思いつかないような、宣伝施策に適任の人選をしてくれるのも、キャスティング会社に依頼する大きなメリットです。
契約書の作成など面倒な作業を丸投げできる
起用するタレント・インフルエンサーの出演契約書の作成など、面倒な書類作成作業を丸投げできるのも、キャスティング会社に依頼するメリットです。
キャスティング会社はそれぞれ提携している法律事務所とタレント契約に関するさまざまな契約書の作成・締結を一括して行います。
そのため、タレントの出演ギャランティや著作権といった「決めておかないと後から揉めてしまう事柄」を先回りしてコーディネートしてくれます。
自社で全ての契約締結を行えるなら問題ありませんが、芸能事務所との契約締結は専門的な知識を要することがほとんど。
煩雑な契約書の作成・締結作業は、専門代理店であるキャスティング会社に丸投げするのが無難でしょう。
キャスティング会社に依頼するデメリット
キャスティング会社に依頼するデメリットは、以下の通りです。
- 仲介手数料がかかる
- キャスティング会社によっては起用できない人材もいる
- 実績がないキャスティング会社に依頼してしまう危険もある
それぞれ詳しく解説します。
仲介手数料がかかる
キャスティング会社にタレント・インフルエンサーの起用を依頼すると、仲介手数料がかかります。
企業から直接芸能事務所に依頼すると、キャスティング会社を挟まない分仲介手数料が押さえられるので、予算少ない中で人材起用施策を行う場合は、キャスティング会社を利用すること自体がデメリットとなることも。
ただし、芸能事務所の多くはいきなり企業からタレント・インフルエンサーの起用依頼が来ても対応してもらえないことが多い上に、そもそもお問合せフォーム自体がないこともあります。
また、キャスティング会社のパイプを利用した方が、タレント・インフルエンサーの起用費用が割引かれるケースも多いため、一概にデメリットとは言い切れないことを覚えておきましょう。
キャスティング会社によっては起用できない人材もいる
キャスティング会社によっては起用できない人材もいるので注意が必要です。
キャスティング会社の中には「アスリート専門」「芸人専門」のように「専門キャスティング会社」という業態をとっている会社も存在します。
特にここ最近増えているのが「インフルエンサー専門」のキャスティング会社。インフルエンサー専門のキャスティング会社の中にはタレントが所属している芸能事務所へのパイプを持っていない会社もあるんです。
起用したい人材に合わせて専門キャスティング会社を選ぶか、総合キャスティング会社に依頼すると施策実施直前になって希望人材が起用できない、という最悪のケースは避けられるでしょう。
実績がないキャスティング会社に依頼してしまう危険もある
キャスティング会社の中には、キャスティング実績を開示せずに営業している会社もあるため、全く実績のない会社に依頼してしまうデメリットもあります。
多くのキャスティング会社は実施した起用施策を「実績」として会社のHPに掲載していますが、中には全く掲載していないキャスティング会社も存在します。
また、キャスティング実績が極端に少なかったり、インフルエンサー施策のみに偏っていたりする場合は注意が必要。
キャスティング会社に依頼するときは、できるだけさまざまなジャンルで起用実績が豊富な会社を選んでおいた方が無難です。
キャスティング会社を選ぶコツ・テクニック
キャスティング会社を選ぶコツ・テクニックを紹介します。
以下のポイントを押さえておけば、初めての依頼でも実施したい施策にぴったりなキャスティング会社を選定できますよ。
- 総合キャスティング会社を選ぶ
- 複数のキャスティング会社に問い合わせる
それぞれ詳しく解説します!
・総合キャスティング会社を選ぶ
キャスティング会社に依頼する際は、専門キャスティング会社よりも幅広く人材起用が可能な「総合キャスティング会社」を選びましょう。
「インフルエンサー専門」「アスリート専門」と謳っているキャスティング会社も存在しますが、起用できるジャンルを限定しているからといってそのジャンルの起用実績が豊富とは限りません。
「〇〇専門」と謳っていない、総合キャスティング会社の方が幅広い案件を手がけているので、各ジャンルに精通したスタッフが在籍していることも多いので、初めてのキャスティング施策をお願いするなら間違いなく総合キャスティング会社がおすすめです。
・複数のキャスティング会社に問い合わせる
キャスティング会社に人材起用を依頼するときは、必ず複数のキャスティング会社に問い合わせましょう。
キャスティング施策の金額設定は、会社によってかなり異なります。
面倒な作業にはなりますが、必ず相見積もりを取って、依頼先を選定した方がコストパフォーマンスの高い施策となるでしょう。
もしくは、相見積もりを取らずに上限予算を決めてキャスティング会社に提案するのもおすすめです。
決められた予算の中で、最大限の提案をお願いすればあなたが担当している施策にぴったりの人選をしてもらえますよ。
キャスティング会社を選ぶ際の注意点
キャスティング会社を選ぶ際の注意点は、以下の通りです。
- 実績開示のないキャスティング会社を選ばない
- スタッフの実績が豊富なキャスティング会社か確認する
それぞれ詳しく説明します。
実績開示のないキャスティング会社を選ばない
実績開示のないキャスティング会社を選ぶと、施策実施直前になって「やっぱりタレント手配できませんでした」など予想もしないトラブルが発生することもあるので気をつけましょう。
特にタレントや芸能人のキャスティングは、専門的なノウハウが溜まっていないキャスティング会社に依頼するのは危険です。
いわゆるBtoBビジネスでは出てこないような「芸能界ルール」も数多く存在するので、実績開示の内容なキャスティングノウハウが溜まっていないキャスティング会社に依頼するのは大きなトラブルのきっかけとなってしまいます。
ただ、大半のキャスティング会社は自社HPに実績を開示しているので安心してください。
契約の都合で開示できていないキャスティング実績も多くあるので、気になる会社が見つかったら気軽に問い合わせるのがおすすめですよ。
スタッフの実績が豊富なキャスティング会社か確認する
スタッフの実績が豊富なキャスティング会社か確認しておくことも大切です。
タレント起用の要となるキャスティング会社のスタッフの実績は、施策の成功率にも大きく影響してしまいます。
依頼が来るまでタレントの起用しかしていなかったスタッフが、いきなりYouTuberやTikTokerのようなインフルエンサーを起用するのは、ピザ屋が蕎麦を売ることほどの違いがあります。
できれば、スタッフのプロフィールページを開示していて、信頼できそうなスタッフが在籍していることを確認してから依頼するようにしましょう。
クロスアイは芸能事務所出身のキャスティングディレクターで構成されたキャスティング会社なので、タレント・インフルエンサーをはじめ多くの人材起用に精通していますよ!
キャスティング会社によく来る質問
最後に、キャスティング会社によく来る質問を紹介します。
Q.広告代理店とキャスティング会社の違いは?
広告代理店は、クライアント企業の広告活動を請け負う会社のことです。それに対し、キャスティング会社は広告・イベント・SNSなどで実施される宣伝・集客施策に人材を起用する専門職なので、請け負う業務の範囲が狭く専門性が高いことが大きな違いとして挙げられます。
Q.CM制作もキャスティング会社に依頼できますか?
可能です。
ただ、キャスティング会社を介して映像制作会社などをご紹介する形になることがほとんどのため、既にお付き合いのある広告代理店があればそちらと相談してみるのも良いかもしれません。
Q.キャスティング会社でモデルの起用は可能ですか?
可能です。女性誌や男性誌で活躍するファッションモデルから、手タレや髪タレのような専門的なモデルも起用可能です。
まとめ:タレント・インフルエンサーの起用はキャスティング会社に依頼しよう
以上、キャスティング会社の概要を紹介しました!
タレント・インフルエンサーをはじめとしたさまざまな専門人材を起用できるキャスティング会社に依頼すれば、商品・サービスの宣伝施策のアイデアにも幅が出ることは間違いありません。
「こんなタレントに依頼するのは無理だよな…」というお悩みも、気軽に相談すると良いでしょう。
キャスティング会社クロスアイでは、タレント・インフルエンサーから漫画キャラクターや力士、学者まで全方位で幅広いキャスティング施策の提案が可能です。
もちろん、契約書の作成や締結といった面倒な作業も丸投げOK。
ぜひお気軽にお問合せください。