イベント司会をアナウンサーに依頼する方法|メリットや注意点も解説
アナウンサーとは、報道番組やスポーツ実況など、さまざまなシチュエーションで視聴者に情報を届ける仕事です。そのほか、企業や個人が主催する「イベントの司会」も依頼できます。しかし、実際に依頼するにはどのような方法を取れば良いのか、イメージしにくいのではないでしょうか。
今回は、アナウンサーにイベント司会を依頼する方法とメリットを解説します。依頼時に注意すべきポイントについても紹介しているので、アナウンサーを起用したいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
アナウンサーにイベント司会を依頼する方法
アナウンサーにイベント司会を依頼する方法は、以下の3つです。
- ・直接依頼する
- ・所属事務所に依頼する
- ・キャスティング会社を利用する
原則として、テレビ局やラジオ局に所属する「局アナ」は、外部からの依頼を受けられません。ここでは、フリーアナウンサーをイベントの司会に起用する方法について、詳しく解説します。
直接依頼する
アナウンサーに直接イベントの司会を依頼するときは、SNSやホームページ、あるいはクラウドソーシング経由で連絡するのが一般的です。
直接依頼の場合、アナウンサー側が事前に依頼費用や条件を提示していることが多く、交渉をスムーズに進められるのがメリットです。しかし、アナウンサーのリサーチや選定、定期的な打ち合わせなど、本来のイベント運営に加えて業務内容が多くなります。
労力や時間がかかるだけでなく、キャスティングをするには専門的な知識やノウハウが必要です。キャスティング経験がない企業にはハードルが高い方法と言えるでしょう。
所属事務所に依頼する
アナウンサーの所属事務所を通してイベント司会を依頼する方法もあります。所属事務所に依頼する場合、報酬や時間など契約内容を細かく伝えて交渉することが可能です。
しかし、人気や知名度の高いアナウンサーだと依頼できる仕事の条件が厳しく、交渉がうまくいかない可能性があります。これまでのキャスティング実績や事務所との関わりがなければ、依頼自体を断られる可能性もあるため、注意してください。
キャスティング会社を利用する
アナウンサーにイベント出演を依頼するために、キャスティング会社へ依頼する方法があります。キャスティングには、専門的な知識や関連する業務に関わる労力、時間が必要です。キャスティング会社を利用すれば、イベント内容に合ったアナウンサーの選定から契約まで、幅広いサポートが受けられます。
仲介手数料がかかるため、直接依頼するより高い費用がかかりますが、少ない負担でアナウンサーにイベント出演してもらうことが可能です。
アナウンサーをイベントに呼びたいけど、キャスティング経験がない企業や直接依頼するのは難しいそうだと感じている企業は、キャスティング会社への相談がおすすめです。
4つのメリット|イベント司会にアナウンサーを起用
イベント司会にアナウンサーを起用するメリットは、下記の4つです。
- ・スムーズな進行
- ・臨機応変な対応
- ・聞き取りやすい話し方
- ・企業イメージの向上
それぞれ解説します。
スムーズな進行
イベントには、予定時間が定められています。そのため、司会者はイベントが終了する時間までに全てのプログラムを進めなくてはなりません。イベントをスムーズに進めるためには、司会者が話をしながら時間を確認したり、聞きやすい話し方を意識することが重要です。
アナウンサーは、決められた時間の中で情報を分かりやすく伝えることが必要なため、時間配分の感覚が身についており、滞りなくイベントを進行してくれます。
また、定められたタイムスケジュールが前後している場合は、コメントを追加したりカットしたりしてイベントを進めてくれるため、安心してイベント司会を任せられます。
臨機応変な対応
アナウンサーは、どのような状況でも冷静に対処するスキルを持っています。
どれだけ入念に準備していても、イベント当日は照明やマイクなどの機械トラブルやプログラム変更など、予期せぬアクシデントが発生します。
アナウンサーにイベント司会を依頼すれば、どのようなときでも落ち着いて柔軟に対応してくれるため、会場内に安心感を与えてくれるでしょう。
聞きとりやすい話し方
アナウンサーは、正しい言葉づかいや表現方法を十分に知っており、誰もが聞き取りやすい話し方を身に付けています。
また、イベント参加者の気持ちや雰囲気を汲み取ることに長けているため、状況に合わせた声のトーンやボリュームでイベントを進行してくれます。
会場内の雰囲気をうまくコントロールし、イベント参加者の満足度を高める効果が期待できるでしょう。
企業イメージの向上
アナウンサーにイベント司会を依頼すれば、アナウンサーのイメージにつられて企業のイメージも向上します。
また、雰囲気に合わせた話し方やスムーズな司会進行は、イベント参加者に良い印象を与えます。話し方や進行に問題があると、「イベントの段取りができない企業」という印象を与えてしまうでしょう。
アナウンサーは、TPOに合わせて対応できる豊富な知識やノウハウがあるので、話し方を柔軟に変えられます。
そのため、会場全体の雰囲気を盛り上げたり、和ませたりすることが可能です。参加者の満足度アップにだけでなく、企業イメージの向上にもつながるのです。
イベント司会をアナウンサーに依頼する注意点
イベントの司会としてアナウンサーを起用するときの注意点は、下記の3つです。
- ・イベントに合ったアナウンサーを選ぶ
- ・ギャラやその他の費用を確認する
- ・経験値や経歴を確認する
それぞれ解説します。
イベントに合ったアナウンサーを選ぶ
アナウンサーにイベントの司会を依頼するときは、イベントの内容や主催企業の雰囲気によって、起用すべきアナウンサーの特徴が異なります。
たとえば、企業PRイベントや忘年会などのイベントなら、明るくユーモアのある司会を経験したことがある、バラエティ番組のアナウンサーが最適でしょう。
一方、株主総会や講演会などのイベントの場合は、落ち着いた雰囲気のあるアナウンサーに依頼することで、安定した司会進行が期待できイベントを成功へと導いてくれます。
イベントの方向性やイメージを明確にした上で、雰囲気が合致するアナウンサーを選ぶことが大切です。
ギャラやその他の費用を確認する
アナウンサーにイベントの司会を依頼する場合、交通費や昼食代、事前の打合せ費用など、出演料(ギャラ)の他にも、さまざまな費用がかかります。
また、アナウンサーの出演料は、人気や知名度、拘束時間よって変わります。
契約時に、報酬金額と支払い範囲を明確にしておかなければ、トラブルになりかねません。事前に、何に対して費用がかかるのかをしっかりと確認しておきましょう。
経験値や経歴を確認する
アナウンサーは人によって、得意とするスキルが違います。アドリブやトラブルへの対応力に自信がある人や、時間配分が得意な人など、さまざまです。
イベントの雰囲気に合うアナウンサーを選ぶためには、過去の実績やスキルを確認して「どのような雰囲気のイベントを得意としているのか」を知ることが重要となります。
また、イベント内容によっては、アナウンサーが取得している資格もチェックすると安心です。たとえば、外国人が多く参加することが見込まれるイベントでは、外国語が話せるアナウンサーに司会を依頼することで、会場がひとつにまとまり、イベント全体の雰囲気を良くできるでしょう。
アナウンサーを選ぶときは、過去の実績やスキルを確認して、イベントとの相性を見極めてください。
まとめ
経験豊富なアナウンサーをイベントの司会に起用すれば、安心してイベントの司会進行を任せられます。番組全体を進行する役割を担うアナウンサーは、スムーズな司会進行や状況に合わせて柔軟に場を盛り上げてくれることが期待できるのです。そのため、イベント参加者の満足度が上がり、企業のイメージ向上にもつながります。
アナウンサーにイベントの司会を依頼する方法は、「直接依頼」「所属事務所に依頼」「キャスティング会社に依頼」の3つあります。キャスティングには専門知識やノウハウが必要なため、アナウンサーにイベント司会を依頼するなら、キャスティング会社に相談するのがおすすめです。
株式会社クロスアイは、年間2,000件以上の実績があるキャスティング会社です。専門知識を持ったキャスティングディレクターが、企業課題やイベント実施の目的などを分析し、最適なアナウンサーを選定します。
キャスティング相談を無料で行っているので、アナウンサーにイベントの司会を依頼したい方は、ぜひお問い合わせください。